中継機の設定と設置
いよいよ中継機を設置してみる。まずは設定方法を見てみよう。最初は、親機とのペアリングを親機のそばで設定する。設定方法は、中継機のWPSボタンを押してから、親機のWPSボタンを押すだけだ。親機の暗号化などの設定は引き継がれるので上記以外の設定は不要だ。ガイドが実際に設定してみて気づいた点を下に挙げよう。参考になれば幸いだ。
- 1回目はペアリングに失敗したが、親機に近づけたら成功した(1m)。設定はなるべく近くで行った方がよい
- マニュアルにはWPSボタンが点灯すれば成功とあったが、設定完了まで4分もかかるので、そのまましばらく放置しておいたら、2.4GHzランプと子機接続ランプとPowerランプが点灯の状態になっていた。これは子機が正常に接続していることを示す。これでも、以後問題なく利用できた
- AOSSボタンのあるBUFFALOの無線LANルータであれば、WPSに対応している。親機の方は、AOSSボタンを押せばよい
- BUFFALO社以外の親機であってもほとんどはWPSに対応しているのでペアリングに問題はない
- どうしてもうまくいかない場合は、WPSボタンを約10秒押して中継機を初期化するとよい
- 11aは障害物に弱いので、中継機には使えないことが多い。11n/11gを利用することになる
さて、中継機を設置してみる。このとき、中継機の設置場所が一番の問題となる。というのは、親機との通信が良好な場所は、子機(インターネットを利用する端末)との距離が離れることになるし、逆に子機との通信が良好な場所は、親機との距離が離れることになるからだ。
原則、トライ&エラーで行うしかないが、親機との通信が良好な場所でなるべく子機との距離が短い場所がよい。親機との通信状態は、本体の2.4GHzランプを参照する。
点灯:良好
ゆっくり点滅:一応設置候補にするが、なるべく点灯する場所を探したい
速く点滅 or 消灯:設置場所を変更する
これで、実効速度を計測してみた。中継機がないときは、上記のように9.58Mbpsだったが、およそ2倍の18.78Mbpsがでているし接続も安定している。
中継機を利用したときの速度(11g)
次に、2014年末現在で、お勧めしたい中継機をいつくか挙げよう。