木挽町広場のやぐらが便利!
東銀座駅利用なら、劇場真下にある木挽町広場地下2階のお弁当処「やぐら」で買うのが一番便利です。幕の内弁当や、お稲荷さん、助六、サンドイッチなど常時約20種類が揃っています。
「やぐら」の「お好み弁当」
銀座方面から来るなら歌舞伎座近くのデパ地下で
銀座方面から来る方で、わざわざ木挽町広場の地下2階に降りたくないなら、デパ地下で購入してはいかがでしょうか。歌舞伎座から一番近いデパートは銀座三越、その次が松屋です。観劇弁当などを売っています。もちろん「観劇弁当」という名称にこだわることはないのですが、観劇弁当は「彩りが美しい」「膝の上でまとまるこぢんまり感」「手ごろなお値段」で人気です。ご飯は食べやすい俵型。美しい包装紙や風呂敷に包まれているので、膝の上でふんわりと広げれば、ナプキン替わりにもなり服が汚れません。
膝の上でまとまるというのは、結構大事で、テーブルなどがない状態で食べる場合が多いですから、あまり大きく広げたり、まとまりにくいものはNGです。
銀座三越の地下ではよりどりみどり百花繚乱のお弁当の数々。 1000円未満から、3000円くらいまで、選び放題です。(季節によって、具材や価格は変更されます)
「京料理美濃吉」の「観劇弁当」1188円(税込み)
「懐石料理青山」の「観劇弁当」1566円(税込)
とはいえ、前述したように歌舞伎座開場は10時半。開演は11時。三越の開店が10時半なので、開店と同時に入り、ぱっと買ってすぐ歌舞伎座に向かいましょう。
一方、松屋銀座は10時開店。少し時間に余裕がありますが、三越より若干遠いです。松屋では新橋演舞場と歌舞伎座での開演日のみ、観劇弁当を販売しています。
歌舞伎座前の道路を隔てた正面にある「木挽町辨松」もおすすめ。
創業140年。丁寧に作られた伝統の味だ
なんとなーくビジュアルは地味ですが、ひとつひとつの惣菜の味がとってもいい。創業140年の味は本物です。ガイドはいつも赤飯弁当2番を買いますが、これが730円といううれしい価格。赤飯にこだわらなければ幕の内1番をどうぞ。630円です。
歌舞伎座内でも買える
歌舞伎座内でもお弁当を買うことはできます。歌舞伎ガイド堀越さんのおすすめはこちら。「あまり満腹になってもそのあと眠くなってしまうので、ぱっとつまめておいしいものを選びます。このヘレカツサンドはおいしくて、手軽で手も汚れずにすむのでよく食べるんですよ」とのことです。
ガイドは、外で買ってくる時間の余裕があれば外で買ってきます。なぜなら歌舞伎座に入ったら、なるべくその場の雰囲気を楽しんだり、今から始まるお芝居をより楽しむためにパンフレットを眺めたり、ここでしか買えないものを買うためにがんばったり……、つまり歌舞伎座の中でしかできないことに時間を使いたいと思っているからです。
持ち込みのお弁当を食べる場所は、座席か2階ロビーです。 2階ロビーは、日本画などが飾られており、深々と座れるソファがおいてあります。ただし、早めにいかないといっぱいになってしまいますので、やはり座席で食べる方が多いようです。
お食事を楽しむのも歌舞伎のお楽しみのひとつ。ぜひゆっくりと、食も含めた歌舞伎ワールドをお楽しみください。
【関連記事】