『くるみ割り人形』 の世界を感じながら、大人もクリスマスを楽しんで見ましょう。

『くるみ割り人形』 の世界を感じながら、大人もクリスマスを楽しんで見ましょう。

「クリスマス」 と 「バレエ」 という二つのキーワードで真っ先に思い浮かぶのは、『くるみ割り人形』 ではないでしょうか? 主人公の少女クララが夢の中で、くるみ割り人形だった王子と旅に出る話ですね。その旅を通して成長するクララの姿を描いているとも言われています。

今回は、この『くるみ割り人形』 の世界を感じながら、クリスマスを楽しんで見ましょう。

 

三大バレエ作品

ロシアの作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (1840-1893) が作曲した3つのバレエ音楽『眠れる森の美女』、『白鳥の湖』、そして 『くるみ割り人形』。どれも大変有名で美しいメロディばかりです。『くるみ割り人形』 は、チャイコフスキーが亡くなる前年に作曲したもので、当時発明されたばかりのチェレスタという楽器を初めて起用した大変珍しい楽曲と言えます。

このチェレスタで演奏される 「金平糖の精の踊り」 の音色は本当にやさしく、包み込まれるような音色です。女性らしい音色といえるのではないでしょうか?


金平糖の精の踊り

『くるみ割り人形』 第3幕で踊られる、王子と金平糖の精のアダージオ。日本では金平糖として広く知れ渡っていますが、オリジナルでは 「トラジェの精の踊り」 として、トラジェというお菓子をモチーフに使っています。トラジェは、古くからヨーロッパでお祝い用のお菓子として振舞われるもの。アーモンドの実を砂糖でコーティングしていることから、「胎児を宿した母体のおなか」 を連想させるそうです。その為、この 「トラジェの精の踊り」 は、女性の包むような愛を表現していると言われています。

英語圏では、トラジェの替わりに 「シュガープラムの精の踊り」 となります。シュガープラムはクリスマスのキャンディーとして知られていますね。トラジェになじみのない国々では、その国にあった呼び方で踊られるというのもおもしろいですね。

トラジェもシュガープラムも、ナッツの実を砂糖でコーティングしたり、まぶしたりしています。金平糖は少しイメージから外れていますね。大福餅の方が、イメージにぴったり来ると思いますが、やはり却下でしょうか?


クリスマス・レッスンCDで楽しむ

バレエショップに行くと、クリスマス用のレッスンCDが売られています。特にクリスマス・シーズンになると、店頭に並んでいますので、探しやすいですね。

クリスマスを題材にしたCD、のなかには、『くるみ割り人形』 をモチーフにしたものなどがあります。賛美歌やポピュラーソング、そして映画音楽などで構成されていますので、ご自分の好みに合わせてCDを選んで、自宅で練習してみてはいかがでしょうか?


これが大人リーナのクリスマスの楽しみ方

『くるみ割り人形』 の歴史と奥深さを知り、クリスマス・レッスンCDで上達もゲット! これこそ大人リーナのクリスマスの楽しみ方ではないでしょうか? 子供だけ楽しむなんてもったいないですよね!


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