夜に開幕するレゴン・ダンス
とある国の王様ラッサムと、彼からの求婚を拒否するランケサリ王女の物語を3人の女性ダンサーが踊りで表現します。チョンドンと呼ばれるダンサーは舞踊団の花形。将来性のある若い女性ダンサーが踊ります。
日本の観光客から「本物のレゴン・ダンス舞台」について尋ねられることがありますが、バリ島の伝統舞踊に本物も偽物もありません。しいていえば神様に捧げられる奉納芸能が本来の姿に近いのかもしれませんね。レベル的に高いと言われるのは、ウブドで開催される公演です。ホテルのディナーショーなどで観るものとは一味違ったバリ舞踊を楽しめると思います。ウブド地域では、金曜日にプリアタン地区で公演するティルタサリ、土曜日にプリアタン地区で公演するグヌンサリ、月曜日にプリサレン王宮で公演するサダブダヤがおすすめです。
レゴン・ダンスの舞台ではさまざまな踊りも演目に加わります。1:戦士の勇敢な踊りバリス、2:男女がペアで踊る伝統的なバリのラブストーリーを表現したオレグ・タンブリリンガン、3:トロンボンという楽器を叩きながら、演じるクビャル・トロンボン、4:老人の仮面をかぶったトペンダンス
ウブドで開催される芸能では夕食を一緒にとることはできません。ウブド芸能は時間が長く2時間近にも及ぶので、芸能の後に食事をとろうとすると夜遅くなります。地域のレストランは閉店が早いので、ゆっくりと食事をすることがかないません。そのため、ウブド芸能を観賞するには開演の前に早めのディナーを計画することになります。
始まりはガボールと呼ばれるウェルカムダンスで神様を歓迎する踊りです。終盤には、お祈りを捧げ手に持っていた花びらを撒きます