今回はこんな質問が届きました
Q.なかなかクマ隠しが上手にいかず「あまり寝てないの?」と指摘されます。クマ隠しをいろいろ変えていたら目元が乾燥するようになり、目の下にシワが寄りやすくなってしまいました(20代・会社員)
A.悩み以外のところからもアプローチ。クマの色より強いアイラインを引くとナチュラルに目立たなくなりますよ。
クマを隠そうとがんばってコンシーラーをつけ過ぎて、かえってシワが目立ってしまっているのかもしれません。メイクは“目の錯覚”です。いらないものをなかったことに、あるいは目立たなく見せるには、その悩みをピンポイントでカバーするより、他のパーツを目立たせてダブルでアプローチするといいですよ。つまり、お悩みよりも目立つポイントをメイクでつくればいいんです。
クマにはタイプがありますが「寝ていないの?」と言われてしまうクマならば、色が目立っているのでしょうか?色のクマの場合は、肌色より赤みの強いオレンジっぽい色のコンシーラーを使うと、色の補色効果でクマ色を上手くカバーすることが出来ますよ。そのうえでアイラインを目の際にしっかり引きましょう。目がアイラインでクッキリすることでクマの存在感がさらに弱まりますから。
この時アイラインは“太く”ではなく、タイプの違うアイライン2つのダブル使いがおススメです。色はブラウンで。黒だとくずれたときグレーになりクマっぽく見えるから。でもブラウンならにじみが悪目立ちしません。しかもダブルで使えば、黒に負けない深みが出て、強さはあるけど柔らかな女性らしい目元になりますよ。
ちなみにアイラインはまつげが重なり合ってできたライン。よーく見ると重なっているところと重なっていないところがあり、細い線の中にもグラデーションがあるんです。質感違いのアイライナーをダブルで使えば、その微妙な色の違いや質感の違いで自然なグラデが重ねるだけで出来るのです。重ねるアイライナーはお好みですが、ペンシルとリキッド、ジェルとパウダーなど、組み合わせは自由。順番も発色がソフトなものを先に引き、上からしっかりした発色のものでまつ毛の根元を引き締めてもいいですし、先にリキッドやジェルのようにしっかりした発色のものを引き上からパウダータイプでなじませてもOK。ただし、よりクッキリさせたいなら後からしっかりした発色のものを重ね、優しい目元に見せたいなら後からソフトな発色のものを重ねるとよいですよ。
クマはコンシーラーで何となく目立たなくなったらそれでOK。完璧に消そうとするとかえって不自然になりがちですから。コンシーラーも目元専用のものならカバーだけでなくケアもしてくれてとても使いやすくおススメですね。
山本さんのおすすめアイテム
美容液成分もありながらほのかなパール感でクマが自然にカバー
美容液とコンシーラーが1本になったようなアイテム。「03は赤みのあるベージュ系でハードなクマの方にもおススメ」(山本さん)柔らかいテクスチャーで長時間つけてもカサつき知らずでしっとりした目元をキープ。プロデイジーP.C. アイプライマー 03/5,000円/ヘレナ ルビンスタイン
山本浩未さん プロフィール
さまざまなメディアで大人気のヘア&メイクアップアーティスト。取り入れやすいメイクテクが、幅広い年代の女性に支持される秘密。
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