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PDCAサイクル回せると、ゲームは面白くなる?(3ページ目)

PDCAサイクルという言葉をご存知でしょうか。ビジネスマネジメントに関わる用語で、PはPlan、計画ですね、DはDo、実行、CはCheck、評価、AはAct、改善。この4つのサイクルを繰り返していくことにより、製品の品質向上などに役立てる手法です。しかしこれ、ゲームプレイにも共通しているところがあると、思いませんか?

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

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PDCAサイクルが回せるとゲームも仕事も面白い?

ストリートファイター4の図

格闘ゲームが得意な人は、自然とPDCAサイクルを回しているかもしれません(イラスト 橋本モチチ)

PDCAサイクルが回せると、ゲームは俄然面白くなります、ハマります、何度も何度も遊びたくなります。自分で目標を設定して、実践し、できたかできないかを評価して、修正する、その繰り返しでどんどん上達していくと、やめられなくなります。

PDCAサイクルが回せるかどうかは、1つにはゲーム側の問題があります。プレイヤーに託された選択肢が少ないゲームは、そもそもPDCAサイクルを回す必要がありません。これは対戦格闘ゲームに例えると分かりやすいんですが、ある攻撃が隙も無く、威力も大きく、相手側にこれを返す有効な手段が乏しいとなると、PDCAサイクルを回すこともなく、同じ攻撃ばかりに頼ることになります。そうなると、ゲームは単調になっていきます。

しかし、PDCAサイクルが回せるかどうかはもう1つ、プレイヤー側の問題もあります。同じように対戦格闘ゲームでお話すると、上手なプレイヤーは、反射神経や操作の熟練度に優れているだけでなく、PDCAサイクルを上手く回せている場合があります。毎回何か自分の中でテーマを持って対戦に挑んでいて、負けた理由を分析し、改善策を考え、そして次のテーマを持って挑める人です。実は結構難しいことなんですが、これができる人は強くなりますし、ゲームが面白くなってハマッていきます。

PDCAサイクルというのは、最初にお話した通り、ビジネスマネジメント用語です。しかし、非常に応用の効く考え方であり、テーマを持って行動を改善し結果を高めていく技術は、ゲームと共通する部分もあります。ゲーム感覚で、なんていうと不謹慎かもしれませんが、日々のちょっとした業務でも、ハイスコアアタックのような気持ちで、目標と計画を持って実践し、成果を確認し、少しずつ改善できていけば、なかなか楽しいんじゃないでしょうか。

仕事をする時も、ゲームをする時も、PDCAサイクルを意識してみると、より楽しめて、結果もついてくるかもしれません。まずはゲームで、ちょっと試してみてはいかがでしょうか?

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