日本とは違うコタキナバルのホテルのローカルルール
日本のホテルなら当たり前のことがこちらのホテルではそうではなかったり。あらかじめそういうものなのだと知っておけば問題ないのですが、小さな違いが無用な不安やトラブルを招く原因になることも。コタキナバルだけでなくマレーシアや海外のホテルで共通の部分もありますが、事前に知っておくと安心なホテル利用時の基本事項をご紹介します。チェックイン時にはデポジット(保証金)が必要
チェックイン時にはパスポートも必要。パスポート、予約票のプリントアウト、クレジットカードはすぐ出せるように用意しておきましょう
通常はクレジットカードがその保証となり、チェックイン時にクレジットカードを提示してデポジットRM100~RM500程度(宿泊するホテルの料金などによって金額は異なります)が仮チャージされますが、サインはせず、チェックアウト時に何もなければそのカード請求はキャンセルされます。
カードをお持ちでない場合や使いたくない場合は、カード情報のかわりにその分の現金を預ける必要がありますので、リンギットの用意が必要になります。手持ちのリンギットが足りない場合はドルや日本円で相当額を預けて、チェックイン時にそのまま返却という対応をしてくれる場合もあるのでフロントに相談してみましょう。チェックアウト時に返金してもらう際にはレシートの提示が必要になりますので、デポジットを払った時のレシートは失くさないように保管しておいて下さい。
エクストラベッド、コネクティングルーム、アーリー&レイトチェックアウトは当日の状況を見ての対応
最近はトリプルベッドや2ベッドルームの部屋を持つホテルも増えて来ているので、確実にエクストラベッドが必要な方はそういったお部屋も検討してみましょう
アーリーチェックイン、レイトチェックアウトについても同様で、当日空いていれば融通を利かせてくれますが、100%確実にチェックイン時間前/チェックアウト時間後も部屋を使いたいなら一泊余分に予約する必要があります。
タオルを交換してもらいたい場合はバスタブの中もしくは所定の場所へ
うっかり注意書きを見落としてタオルを交換してもらいそびれた場合でもフロントに連絡すればあとで交換に来てくれます。ただし長く待たされるのは覚悟の上で
最近コタキナバルの多くのホテルでは、環境に優しい省エネのため、なるべく余計な洗濯をしなくて済むように「交換が必要ないタオルはタオルホルダーに掛けておいて下さい」や「交換希望のタオルはバスタブ(または所定のカゴ)に入れておいて下さい」といった注意書きがバスルームやベッド脇に置かれています。
日本人ゲストはその英語の注意書きに気付かず、ホルダーにタオルを掛けていて、お掃除の人が来てもタオルを交換してもらえず勘違いでクレーム……というケースもたまに起こります。
料金は一人いくらではなく、一部屋いくら
海外のホテル料金は一室いくら。なのでおひとり利用だと割高になる一方でファミリー利用にはお得です。ネットのホテル予約サイトでは予約人数が一室2名~3名までしか選択できなかったり、3名以上を選択すると希望の部屋タイプが表示されなかったりすることもありますが、実際はコタキナバルのホテルでは一部屋に泊まる人数のチェックはなく、それ以上の人数で泊まっても追加料金はとられません。もちろん、エクストラベッドを入れたり、朝食、クラブラウンジ利用の規定人数以上での利用は別途費用がかかります。
消防や騒音の問題もあるので、さすがにツインの部屋に10人で泊まる、というのはやりすぎですが、小さいお子様が1~3人のファミリーで「別々の部屋を取るより一緒の部屋でベッドをシェアしたいんだけど、予約ページで人数が選べないので、2室取らなくちゃダメかしら…」と悩んでいる方は、ベッドが必要な人数のみ入力して1室で予約しても問題ないのでご安心ください。(アクティビティ込みのパッケージで予約するネイチャー系ロッジやボート送迎のある離島リゾートなどはその限りではありません。詳しくは各ホテルにご確認下さい。)
以上のような日本のホテルとの違いはあるものの、コタキナバルのホテルスタッフは皆とてもフレンドリー。困ったことがあれば遠慮なく相談して、ホテルステイも存分に楽しみましょう!