ツーリングワゴンはなし 新型レガシィの実情
1989年の初代からステーションワゴンの代名詞的存在といえた、レガシィ・ツーリングワゴンがレヴォーグにバトンを渡し、新型レガシィはクロスオーバー系SUVのアウトバックとセダンのB4というラインナップになって登場した。アウトバックはスバルの旗艦モデルという位置づけで、価格は313万2000円~、B4は286万2000円~という設定になっている。月販目標台数はアウトバックが800台、B4が400台でシリーズ合計1200台。
ツーリングワゴンがレヴォーグになったのは、レガシィのサイズ拡大による国内の道路事情などへの配慮と、ステーションワゴンの需要があるのは主に日本、オーストラリアという「ガラパゴス化」しているも要因だそうで、北米で売れ筋のアウトバックを中心にグローバルモデルを日本にも同じように投入する、というのが新型レガシィの実情だ。
では、どれくらいサイズアップしているかというと、アウトバックは先代に対して全長が25mm、全幅は20mm拡大し、全長4815x全幅1840x全高1605mmで2745mmのホイールベースと全高は変わっていない。
また、大径化されたタイヤは先代よりも25mmアップの外径727mmになっている。
先代比でアウトバックよりも大きくなったのは、B4の方がより顕著で、全長は50mm伸びて4795mm、全幅は20mm拡幅され1840mm、全高は5mm低くなり1500mm、ホイールベースは2750mmになっている。
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