ターボは未設定で、2.5L NA1本で勝負
市場ごとに最適なエンジンを投入するとの考えで、日本向けは2.5L NAを搭載。レガシィはターボだろう! という声に対しては、NAの扱いやすさと現在ではやや大きめの排気量で、パワー面も燃費面も両立するという構えだ。パワーと燃費向上は先代からわずかだが、約8割のパーツを新設計するなど、気合が入っている。
「FB25」エンジンは「先代」の最高出力173ps/5600rpm、最大トルク235Nm/4100rpmから、175ps/5800rpm、235/4000rpmと2psだけだが向上し、最大トルク発生値は100rpmだけ低くなっている。
また、JC08モード燃費は14.4km/Lから14.6km/L(B4は最高で14.8km/L)と若干向上している。
大きくなった恩恵で新型レガシィは居住性と積載性を向上
居住性では前後席ともにヒップポイントを10mm高くして、見晴らしの良さを実現し、前後ドアの開き方も改善させることで乗降性を向上させている。後席の足元を先代よりも30mm拡大しているのも大きな室内スペースを希望するオーナーには朗報だろう。積載性も向上していて、アウトバックは先代よりもVDA方式で39L拡大し、B4は45L拡大とボディ拡大の恩恵を感じさせる。
今回の新型レガシィ・アウトバックとB4は性能の向上はもちろん、感性に訴える領域まで踏み込んだとのことで、走りの面の質感がどれだけ高まっているかはまた別の機会でお届けしたい。