前置きは省略。試乗である。どれどれ、とばかりクラッチを踏んだら、インプレッサよりペダル踏力がずいぶん軽い。開発担当者に聞くと「乗用車ということでインプレッサよりジェントルにしました」。シフトフィールも同じミッションを使うインプレッサよりグッとマイルド。「インプレッサは堅くてもいいからシフトストロークを短くしています」。どうやら英国風のライトスポーツのシフトフィールを「スポーツカー」と定義していたようだ。しかしBMWやアウディといった“現代の速いセダン”のミッションはそうじゃない。シフトストロークを長めに取っており、ギアの入りも滑らか。スバルもスポーツモデル用と乗用車用の味付けの違いは解っていたんだと思う。
 また、レガシィ用とするため“操作感”の大幅な見直しを行っているそうな。試乗会場から出てワインディングロードを走り出すと、やっぱり気持ちよろしい! エンジンの持ち味を引き出そうとすれば、マニュアルミッションしかないというのが私の持論(別にATを否定してるワケじゃありません)。エンジンと駆動輪がダイレクトで繋がっているため振動や音もハッキリ伝わってくるのだ。しかも水平対向と6気筒とマニュアルミッションの相性、抜群に良い! なんせスバルの6気筒、ATでも気持ちの良いエンジンフィールを楽しめる。特に4千回転くらいから上でアクセル踏むと、回転の上昇とリンクして音質も変わっていき気分上々。