アイルランドの夏の風物詩「サイダー」
滞在中に一度は飲みたいブルマーズ
アイルランドやイギリスではおなじみの、りんごや洋梨のサイダー。サイダーといっても、ジュースではなくれっきとしたお酒です。「ブルマーズ」という国産ブランドがあり、アイルランドの短い夏には特に好んでよく飲む人が多いお酒です。
フルーティーな炭酸飲料といった感じの軽い飲み口なので量が飲めてしまいますが、そのわりにアルコール度数が高めなので、飲みすぎには注意が必要。スーパーでも気軽に缶入りを購入できるので、ホテルの部屋でのんびり過ごしたい時にはぴったりです。
忘れずに飲みたいアイリッシュウイスキー
現地なら、なかなかできないウイスキーの飲み比べも
三度の蒸留を経て独特のすっきりとした口当たりと芳香を実現してイルアイリッシュウイスキー。ダブリンに旧蒸留所のある「ジェイムソン」や、北アイルランドにある世界最古の蒸留所ブッシュミルズのものなど、アイリッシュブランドのウイスキーもいろいろありますが、パブでギネスやそ のほかのドリンクを制覇しつつ、アイリッシュウイスキーまで飲むのは至難の業。そんな方は、カフェなどでアイリッシュコーヒーをオーダーしてその独特の芳香や味わいを楽しんでみるというという選択肢も。
ウイスキー入りのジャムなどはお土産にしても
そのほか、ダブリンにあるジェイムソンの製造工程を紹介するツアーが好評の「
ジェイムソン旧蒸留所」にはレストランが併設されていて、こちらは料理も定評があるのですが、もちろんウイスキーも一緒に楽しめます。
アイリッシュウイスキーの製造工程をめぐるツアーが人気!>>>
ジェイムソン旧蒸留所
また、アイリッシュウイスキー×クリームのリキュール「ベイリーズ」も忘れてはいけない一品。アイルランドではギネスと牛乳をミックスして飲む年配の方もいるのですが、それと同じように、ウイスキーとミルクを混ぜて飲むというかつての習慣から生まれたといわれる飲み物です。甘くクリーミーなリキュールにほのかに香るウイスキーの味わいはまた格別。こちらもぜひトライしてみてくださいね。
パブでギネス以外の飲み物をオーダーすると、店員さんと話が弾むことも
お酒好きの国、アイルランドだからこそ味わえるお酒たち。ギネス一辺倒になるのではなく、ぜひいろいろなお酒にトライしてみてはいかがでしょう。また、地方各地も回るという人は、ぜひ現地のお酒があるかどうかチェックしてみてください。パブで居合わせたお客さんやバーテンダーにおすすめを聞いてみるのもひとつの手。話好きのアイルランド人のことです。現地の銘柄を訪ねれば、ユニークなこぼれ話の一つや二つと一緒に教えてくれると思います。ユーモアのあふれる会話を肴に、お酒の味わいもまた格別なものとなるでしょう。