ミュンヘン/ミュンヘンの観光・博物館

ミュンヘンのクリスマスマーケットは多彩さが魅力!おすすめ観光情報

南ドイツ最大の街ミュンヘンでは多彩なクリスマスマーケットが開催。マリエン広場や、中世を再現した市、芸術家や同性愛者たちによるユニークな市など、ミュンヘンのおすすめクリスマス市の開催場所や見どころなど、観光情報をご紹介します。【2019年情報】

坪井 由美子

執筆者:坪井 由美子

ドイツガイド

ミュンヘンのクリスマスマーケットは多種多彩

ミュンヘンのクリスマスマーケットは多彩さが魅力!おすすめ観光情報

町のあちこちで多彩なクリスマスマーケットを楽しめるミュンヘン。写真はマリエン広場の伝統的なクリスマス市

<目次>
冬のドイツの最大の楽しみといえば、アドベント(待降節:クリスマス前の約4週間)の時期に開かれるクリスマスマーケット(ドイツ語でヴァイナハツマルクトWeihnachtsmarkt)。寒くて長~いドイツの冬を温かく照らしてくれるクリスマスマーケットは、みんなが心待ちにしている大切なイベントです。この時期にはドイツ中で市が立ちその数は2500にものぼるといいます。
クリスマス市に欠かせないグリューワイン。カップはデポジット制だけど記念に持ち帰ってもOK

クリスマス市に欠かせないグリューワイン。カップはデポジット制だけど記念に持ち帰ってもOK

日本からの直行便もある南ドイツ最大の都市ミュンヘンでは、街のあちこちで雰囲気も内容も様々なクリスマスマーケットが開催されます。伝統的なマーケットや芸術家たちのマーケット、同性愛者たちによるユニークなマーケットなど多種多様なクリスマスマーケットをご紹介しましょう。

<DATA>
Weihnachtsmärkte München2019
開催期間:2019年11月27日~12月24日
開催時間:10:00~21:00くらい 
開催場所:マリエン広場ほか
※開催期間や時間はクリスマスマーケットによって異なりますので、ミュンヘン市公式サイトでご確認ください。

ミュンヘンは空港前の広場でもクリスマスマーケットが開かれるので、帰国ぎりぎりまで楽しめますよ!
参考記事>>>まるでテーマパーク! ミュンヘン空港まるわかりガイド
 

マリエン広場のクリスマスマーケット

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ミュンヘン最大のマリエン広場のクリスマスマーケット。市庁舎のコンサートや仕掛け時計も見どころ

ミュンヘンのクリスマスマーケットのなかで一番大規模なものが、市庁舎が建つマリエン広場(Marienplatz)で14世紀に始まったという伝統的な市「クリストキンドルマルクト」。この市はクリスマス飾りの屋台が大半を占めるのが特徴で、クリスマスツリーに飾るオーナメントから木製のモビールやピラミーデ(円錐形の燭台)、キャンドルなどクリスマスを彩る手工芸品が大充実。ミュンヘンのシンボルともいえるネオ・ゴシック様式の美しい市庁舎を背景にしたマーケットは雰囲気たっぷりです。
クリスマスのオーナメントが充実

クリスマスのオーナメントが充実

市庁舎のバルコニーでは、毎日午後5時半にアルペン地方のクリスマス音楽が奏でられます。毎日3回動き出すドイツ最大の仕掛け時計「グロッケンシュピール」もお見逃しなく! 

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■Christkindlmarkt auf dem Marienplatz
住所:Marienplatz (Googleマップ)
アクセス:ミュンヘン中央駅から徒歩10分

マリエン広場から続くリンダ―マルクトの巨大ピラミッドや、すぐ近くにある人気観光名所「ヴィクトアリエン市場」も雰囲気たっぷり。もう少し南へ歩けば、豪華絢爛なバロック様式の装飾がまるで異世界! と話題のアザム教会もあるのでぜひ訪ねてみてください。

参考記事>>>ヴィクトアリエン市場で買うミュンヘンのお土産7選
 

クリッペ市やスケートリンクがあるノイハウザー通り

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ドイツで一番規模の大きなクリッペのマーケット

マリエン広場から延びる歩行者天国、ノイハウザー通り(Neuhauser Str.)には有名なクリッペマーケットが立ちます。クリッペとはイエス・キリスト誕生の場面を再現した模型のことで、ここはドイツ最大のクリッペ市として知られています。

ノイハウザー通りはミュンヘン屈指のショッピングストリートなので、クリスマス仕様に飾られたショーウィンドウを眺めて歩くのも楽しいもの。なかでもデパート「カウフホフ(Kaufhof)」に現れる、テディベアで有名なシュタイフ社の動くディスプレイは人気を集めています。
シュタイフのショーウィンドウは子どもに大人気

シュタイフのショーウィンドウは子どもに大人気

ノイハウザー通りの入口にあるカールス広場にはアイススケート場が登場。一角にはスキー場の山小屋を思わせるレストラン・バーがあり音楽とともに盛り上がっています。
 

中世を再現したクリスマスマーケット

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中世時代のクリスマス市を再現したMittelaltermarktは雰囲気たっぷり

マリエン広場の北に延びる歩行者天国テアティーナー通りの北端にあるオデオン広場そばのヴィッテルスバッハー広場では、中世時代を再現したクリスマスマーケットが開かれます。ここでは屋台の装飾や商品、お店の人の服装まですべてが中世風。ソーセージやグリューワインなど定番グルメのほか豚の丸焼きや窯焼きピザ風のパンなど食べ物屋台も充実していて、お昼時には近所のビジネスマンたちで賑わいます。

<DATA>
■Münchner Adventsspektakel und Mittelaltermarkt
住所:Wittelsbacherplatz (Googleマップ)
アクセス:UバーンOdeonpl.駅から徒歩2分
 

芸術家たちのクリスマスマーケット

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アーティストが集まるシュヴァービング地区のクリスマスマーケット。装飾もアートしてます

ミュンヘンのシュヴァービング地区は、1200年以上も前から芸術家が多く住みついたエリアとして知られています。ここで開かれるクリスマスマーケットは芸術家や工芸作家たちの屋台が特徴。絵画やアクセサリー、皮細工や木工品、フェルト雑貨や湯たんぽカバーなど手作りの作品が並びます。温かみのある1点もののクリスマスプレゼントを探してみてはいかがでしょうか。

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■Schwabinger Weihnachtsmarkt
住所:Münchener Freiheit (Googleマップ)
アクセス:UバーンMünchener Freiheit駅を出たところ
 

同性愛者によるクリスマスマーケット「ピンク・クリスマス」

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ピンク色に染まったクリスマスマーケット。ゲイフレンドリーだけどもちろん誰でもウェルカム!

個性的なカフェやショップが集まるオルタナティブエリア、グロッケンバッハ地区で開かれるクリスマスマーケットはユニークそのもの。ここでは同性愛者たちが主役です。その名も「ピンク・クリスマス」はピンク色に彩られたクリスマスマーケット。ピンクをイメージした可愛い雑貨やセクシーな下着、エイズ患者支援のためのお菓子やグッズなど他では見られない屋台が並び、カクテルやタパスなどフード屋台も個性的です。ゲイフレンドリーなマーケットですがもちろん誰でもウェルカムですよ!

クリスマスマーケットはキリスト教のイベントではありますが、伝統的な市もあればこんなユニークな市もあり、ドイツという国の懐の深さ、ライフスタイルの多様性が感じられます。

<DATA>
■Pink Christmas im Grockenbachviertel
住所:Stephansplatz (Googleマップ)
アクセス:UバーンSendlinger Tor駅から徒歩3分

ビールと郷土料理を楽しむならおすすめはこちら>>>ミュンヘンのビアホール&ドイツ料理レストラン
 

合わせて読みたい!ドイツのクリスマスマーケット

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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