渡す時に驚きをプラスする「薄い木」で作られたメモ
メモは、ひらめいたアイデアをササッと書きとめたり、誰かへのメッセージを書いて伝えたりという時によく使うものだ。このメモは、その書く時、誰かに渡す時に「驚き」をプラスアルファできる。なんと言っても、このメモは紙ではなく薄い木で作られている。この表紙の中には、薄くスライスされた木のメモが綴じられている
日本に古くから伝わる「経木」
使用されている木は、赤松。パッケージの中には乾燥剤も同封されている。
横からは美しい木目が見える。1つの木のかたまりを薄くスライスして、一枚一枚のメモにしている。
木目が大きく入ったメモ紙面
1枚だとこのように透けて見える
まるで紙のようにパラパラとめくれる、しなやかさもある
経木の書き心地は?
万年筆で書くと、ペン先に木目があたる感覚がある。木目の部分に書くと、筆跡のインクがにじむ。「にじむ」という表現よりも、美しくインクが広がるといった方がいいかもしれない。フワッとインクが広がっていく様が見ていて心地よい。にじむのはあまりうれしいものではないが、これはなんだかうれしくなる。太字万年実で書いた筆跡。木目の所でフワッと筆跡が広がっている。
鉛筆の筆跡はほぼそのまま。書き味は木目の凹凸を感じながらとなる。
ジェットストリーム、エナージェル、フリクションといったボールペンでは、まずまずの書き味。ただ、フリクションの消し具合はインクは確かに消せたが、木面が少々凹んでしまった。
ボールペンペン系との相性がよいように感じた。フリクションの消し後は、少々凹んでしまった。
これはノートではなく、メモ帳なので書いたものは切り取ることになる。この切れ味がまた面白い。メモ自体には、特にミシン目はない。恐る恐る手で切りとってみると、気持ちよくスパッと切れていく。どうやら木目がうまい具合に作用しているようだ。
ミシン目はないが、このようにスパッと切り取れる。
KIZARA 経木メモ 大 820円、中 680円、小 480円 *いずれも税別
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