専門学校の認可校と無認可校の見分け方とその確認方法とは
<目次>
- 専門学校の認可校、無認可校の見分け方
- 認可校かどうかの確認方法と各種学校について
- 専門学校で無認可校が多い分野、業界とは
- もしも学校が閉鎖されることになった場合の違い
- 無認可校・許可校、どちらの専門学校でも後悔しない選択を!
専門学校の認可校、無認可校の見分け方
看板名だけで判断してはいけません
認可校かどうかの確認方法と各種学校について
都道府県ごとに、専修学校各種学校協会や専門学校協会があります。それらの協会に加盟していれば認可校です。全国専修学校各種学校総連合会のホームページで確認できます。ただし、そういった協会に加盟していない認可校も若干ありますので、最終確認は各都道府県の学事課や私学振興課などに電話で問い合わせると良いでしょう。意外と丁寧に対応してくれます。
なお、認可校、無認可校を比較した際に取り上げられる“各種学校”という学校群もあります。専門学校の認可基準までは厳しくないものの、法律で認められている学校です。各種学校は、昭和51年に専修学校法ができる前までの呼称でした。現在ある各種学校は、その際に専門学校としての認可申請をしなかった学校と、日本語学校、宝塚歌劇団団員養成所である宝塚音楽学校、予備校、自動車教習所、一部理容美容系や准看護師の養成施設なども含まれますので、そちらの分野を希望する方はチェックしておきましょう。
(参考)全国の各種学校一覧のサイト
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1332565.htm
専門学校で無認可校が多い分野、業界とは
認可校であれば、卒業と同時に国家資格を得られる、もしくは受験資格を得られるなどの特典があります。専門学校に進学することで目指せる国家資格は工業分野、医療分野、教育分野に多いので、必然的に無認可校が多い分野、業界は国家資格に認定されていないエステ、メイク、ネイル、動物、デザイン、アニメ、声優、音楽、ゲーム系となります。また、無認可校は全国の主要都市に校舎展開しているのも特徴です。注意したいのは、認可校に負けず劣らずどころか、それ以上の教育内容を誇る学校もあれば、最低限の基準がないためいい加減な運営をしている学校もあります。なおのこと、無認可校間での比較検討も怠れません。
もしも学校が閉鎖されることになった場合の違い
無認可校の運営母体は株式会社であることがほとんどです。民間の株式会社である以上、“倒産”という経営面における最悪な事態も想定されます。 過去にも音楽系のレコーディングスクールの親会社が倒産し、ある日学校に行ったら貼り紙があって夜逃げ同然に閉鎖になっていたケースもありました。運営会社が経営破綻しているので、納めた学納金は戻らず、年度の中途であったため他の学校への編入学もかないませんでした。では、同じく認可されている専門学校が経営難になった場合にはどのような経過を辿るのでしょうか。 まずは新入学生の募集停止を行い、数年後、在校生(前年度までに入学した学生)の卒業をもって、それから学校を閉鎖します。在校生が卒業するまでは責任を持って教育を行わなくていけません。もし、それさえもできなくなった場合には、同分野の他の専門学校への転編入を行政の監督の下に行います。入学した学校と卒業する学校が違うという不本意な面は否めませんが、最低限の学ぶ機会は保証されます。
無認可校・許可校、どちらの専門学校でも後悔しない選択を!
ゴールを見据えた選択を!
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