温泉/東北の温泉

山形県南部を代表する赤湯温泉のおすすめ旅館(2ページ目)

赤湯温泉(山形県)の湯の色は赤くは無く、昔の武将が傷を癒した際に、お湯が血で赤くなった事が名前の由来。日本の長寿桜ベスト30中の実に十本が集まる「置賜さくら回廊」にも含まれる、日本の桜名所100選の烏帽子山公園も温泉街の一角にあります。温泉を利用した公衆浴場も多く気軽に利用出来る一方、新しい高級な旅館も多い温泉地です。今回は山形県南部を代表する温泉地の一つ、赤湯温泉を紹介します。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

赤湯温泉のおすすめ旅館

赤湯温泉の高級宿「櫻湯 山茱萸」

外観が印象的な全室露天風呂付きの高級宿「櫻湯 山茱萸」

近年、全国的に10室以下の小規模で高級な宿が増えていますが、赤湯温泉もそうした宿が多い温泉地の一つです。中でも特に評判が高いのが「鶴の湯 松島館(全8室)」です。道路の向かいには、全7室の高級宿「櫻湯 山茱萸(さんしゅゆ)」があり、こちらは全室露天風呂付き客室です。

一方、最もの老舗旅館が「上杉の御湯 御殿守」です。名前の通り、上杉家の温泉御殿を400年近く守って来た老舗中の老舗で伝統と格式を誇りますが、新時代への対応も万全。まだマッサージチェアが珍しかった時代から、無料で利用出来るマッサージチェアを湯上がり処にずらりと並べてあり、高級宿は違うなあと驚いたものです。

赤湯温泉の日帰り入浴施設

公衆浴場赤湯元湯

公衆浴場「赤湯元湯」は観光センター「ゆーなび からころ館」の裏にあり駐車場も完備

赤湯温泉には4軒の公衆浴場があり、定休日が異なるので、毎日何処かの公衆浴場には入れるようになっています。中でもおすすめは、温泉街中心部にある赤湯元湯です。

以前は別の場所に大湯がありましたが、移転して立派になっただけでなく、森山源泉と烏帽子源泉の二源泉を堪能出来る秀逸な公衆浴場で、しかも入浴料がたったの200円。さらに他の三軒は入浴料がなんと100円ですから、今時の値段とは信じられません。赤湯温泉の懐の深さを痛感出来る公衆浴場群です。

赤湯温泉では多くの旅館が掛け流しですが、循環の旅館に泊まった場合にも、こうした公衆浴場がおすすめです。

次ページでは、赤湯温泉の観光スポットをご紹介します。
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