いじめ問題・対策/いじめに気づいたら

自分の子がいじめているとわかったときの対処法(2ページ目)

子供同士のトラブルが起きたときには、よく話をききましょう。親はそれが「いじめ」なのかどうかしっかり見極め、「いじめをしている」ことが分かった場合は子どもとしっかり話し合い、相手の子に謝りましょう。自分の子どもがいじめていることが分かったときの親子の対処法についてご紹介します。

小野田 真里子

執筆者:小野田 真里子

いじめ問題・対策ガイド

「自分のしたことを振り返る」には

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自分がしたことを振り返ることも大切

「自分がしたことを振り返る」ためには
  •  自分が今までしてことをすべて書き出す(とったもの、壊したもの、落書き等も含めて)
  • そのときの自分の気持ちを素直に書く
  • そのときの相手の気持ちを想像して書く
ことをやってみましょう。

「なぜいじめたのか考える」ためには

なぜ、自分が相手をいじめたのか、自分の中にある原因を探すためには
  • 自分が今抱えている苦しみや悲しみ、悩みなどを書き出す
  • そのなかから動機になっているものがあればチェックする
  • 人のせいにしたり、いいわけになっていないかチェックする
  • 先生や親にもアドバイスをもらう
ことが必要です。原因探しは子供だけでは難しいので親や先生も手伝ってあげるとよいです。

「二度と繰り返さないためのアイデアを書く」ためには

反省したことを忘れないように、ノートや作文に書きましょう。また、二度としないという誓約書も書きましょう。どちらも、形だけにならないようにしっかりと上記の二つを考えてから書きましょう。

「罪の償い方を考えて提案する」ためには

まず、謝罪することが大事です。直接会って、学校の先生や親に立ち会ってもらって心から相手にあやまりましょう。

その他にできることとしては
  • 相手の気持ちを十分に聞く
  • とったもの、こわしたものがあれば弁償する
  • 返すことができないものについては、どうしたらよいか、相手の希望を聞く
  • どうしたら許してもらえるのかを聞く
などがあります。

心の中で思っていても、きちんと表現をしないと相手にも伝わりませんし、反省の気持ちも薄れていきます。勇気を出して、一歩を踏み出すよう、子供に寄り添ってあげてください。ベルゲン大学教授の心理学者のダン・オルヴェウス教授によると、いじめ加害者の60%が24歳までに何らかの犯罪を犯しているという研究を発表しています。「いじめっ子への指導は早めに断固たる態度で行うべきだ」とも言っていますので、子供の将来のためにも親も勇気を持ちましょう。

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