セクシュアルマイノリティ・同性愛/LGBT

LGBTの就活事情!~面接時のカミングアウトは不利?~(3ページ目)

今回は特にLGBTの就活生や企業の人事や採用担当に携わる方々に読んでいただきたい内容です。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)と総称される人たちの中には、就職時にカミングアウトをすると不利になるのではないかという不安や悩みを抱えている人は数少なくありません。性的マイノリティの人たちが抱えやすい就活時の問題や悩みに関して一緒に考えていきましょう。

堀川 歩

執筆者:堀川 歩

同性愛ガイド

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ダイバーシティな企業の取り組み

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多様な人材に多様な働き方

ダイバーシティな企業とは女性、障害者、外国人、そしてLGBT(性的マイノリティ)をはじめとする多様な人材を活用して企業の競争力を高めようというダイバーシティ(多様性)を推進している企業のことを表します。アメリカの当事者団体Human Rights Campaignでは、LGBTのはたらきやすさをランキング形式で公表しており、この指標は性的マイノリティのみに限らず、企業の人権意識を計る上でとても重要だと考えられています。また、国内では経済産業省が実施する「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果たした企業」を表彰する「ダイバーシティ経営企業100選」(経済産業大臣表彰)を平成24年度から実施したり、東洋経済の2014年度版のCSR調査の中でも、LGBTに対する項目が入り少しづつ国内の中でもダイバーシティな企業が注目されはじめています。

これから就業するLGBTの学生の皆さんへ

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あなたにピッタリの仕事が見つかる!

これから社会へ飛び出す学生さん。または転職を考えておられる方。「働く」ということは就職することだけが選択肢ではありません。一般企業、公務員、非営利団体職員、起業など働き方の選択肢はたくさんあります。LGBTだからと、自分を傷つけたり悲観する必要はなく、たった一回きりの人生なのだから一人の人間としてあなたが生きたいように生きて下さい。あなたに合う働き方はきっと見つかります。仮にセクシュアリティのことをカミングアウトしたことが原因で不採用になるのであれば、私ならそんな就業先はこっちから願い下げだ!と思ってしまいます。

性的マイノリティであるがゆえに、偏見の対象や就活時に困ることも必要以上に起きてくるかもしれませんが、同時に本当にあなた自身を見てくれる人・企業もたくさんあります。決して自分を諦めずに、自分の可能性を信じてのびのびと社会で活躍していってほしいなと思います。そんな多種多様な人材がマイノリティ・マジョリティに関係無く活躍できる社会を築き上げていける国でありたいですね。
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