バドミントン/バドミントン用品、グッズの選び方

バドミントンガット(ストリングス)の張り方……適正テンションは?

バドミントンのガットは、専用の機械で張ることが多いです。そのため自分で張るというよりも、バドミントンショップやラケットを購入したお店にお願いするパターンがほとんどです。今回は、知っておきたいバドミントンガットの張り方についてご紹介します。

執筆者:堤 嘉軌

<目次>

バドミントンガットの張り方……ガットは適正テンションで張ろう!

バドミントンガットの張り方

ガットの事を知ろう!

現在は、ガットは専用の機械で張ることが多いです。そのため自分で張るというよりも、バドミントンショップやラケットを購入したお店にお願いするパターンがほとんどです。

そこで必要になる知識が「テンション」と呼ばれるもの。これはガットを張る硬さのことで、単位は「ポンド」です。低い数値ほどガットは緩く、反対に高い数値ほどガットをきつく張られます。

ラケットにはそれぞれにメーカーが決めた「適正テンション」が設定されていて、ガットを張る際の目安になります。18~22などのように、いくらかの幅がありますので、その中から設定するようにしましょう。

ちなみにお店によっては、適正テンション以上の強さでガットを張ってくれるとこともあるようです。しかし適正テンションはラケットの耐久性とも密接に関係しているもの。適正テンションが低いラケットは、それだけ耐久性が低いとお考えください。適正以上のテンションで張った場合は、ラケットが折れてしまう可能性があるので、ご注意を。
 

高いテンションは上級者向き、低いテンションは初級者向き

高いテンションでガットを張った場合、シャトルを弾く速度が速くなるので、シャトルスピードがあがります。しかしガットが切れやすくなってしまうので、耐久性の高いガットを選んだほうがいいでしょう。また高いテンションは、ラケットや肘などへの負担が大きいため、むやみに高いテンションにすることはお勧めしません。

反対に低いテンションの場合、ガットの弾力を利用しシャトルを楽に飛ばすことができます。またシャトルがガットに触れる時間も比較的長いのでスピンがかけやすいメリットもあります。しかし、反発性は低くなりますのでご自身のパワーがシャトルに伝わりにくくなるデメリットもあります。

これからバドミントンを始めるという方は、まずは低めのテンションからスタートすることをお勧めします。スイングが安定し、シャトルにパワーを上手く伝えられるようになってきたら、徐々にテンションをあげていくのが良いでしょう。
 

ガットは1シーズンに1度張り替えるのがベスト

バドミントンのガットは、張り上げた直後から伸び始めています。2時間後には10%~15%ほどテンションが落ちているとも言われているほどです。当然使い続けているうちにさらにガットは緩くなっていきます。ですので、高いテンションで張っても3か月後には低いテンションになっていると覚えておきましょう。

またバドミントンのガットは素材の関係上、気温・湿度の影響を大きく受けてしまいます。ですので、ガットはある程度一定の気温・湿度の中で使うことが理想です。

四季に合わせて1シーズンごとにガットを張り替えていくと、ある程度一定の気温・湿度の中で3か月に一度張り替えることができるので、理想的な状態で使い続けることができますね。ガットの張り替え時期にお悩みの方は、四季に合わせて変えると良さそうです。

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