洋服収納コーナーをドレスラックでつくる
フィンランドのモデルハウスでは、収納に力点をおいているわけではありません。それでも、玄関や廊下といった動線にそって壁面収納があり、隠す収納を徹底しているタイプがあります。その一方で、寝室にはクローゼットのないタイプが多く、その代わりにドレスラックを置くスタイルが目につきます。洋服収納と言うと、クローゼットや置き家具のタンスをイメージしがちですが、室内に収納コーナーを作るという柔軟な発想が魅力的です。そして、インテリアの一つの要素として捉えると、ラックのデザインにも配慮が必要になります。シンプルなフレーム構造で、掛ける収納と棚の機能のあるタイプ。色は壁と同色のホワイトか、ナチュラルな木製か、それともメタリックな金属かなど、部屋のトータルコーディネートを思い描くことで、室内に収納が溶け込んでくれます。
次は、収納と室内を自然につなぐインテリア法をご紹介します。