3Dプリンターで制作された照明器具
さて、この3Dプリンターを使ってデザイン、制作した照明器具が(株)アンノデザインオフィスから発表されています。写真1.の照明器具もアンノデザインオフィスでデザインされたものです。2005年に発売されたRing+Link desk&floorlampです。
これは3Dプリンターで制作されたものではありませんがロングセラーになっています。
これから紹介する照明器具は現在の製造工程では考えられない3Dプリンターならではの製品です。また使用光源にマイナスイオン発生式LED電球(国際特許取得済:アンノオフィス。以下、LEDマイナスイオン電球)を使用し、身体に優しい住環境作りも同時に提案します。
■magical hat
写真2. magical hat
シルクハットのような形状は光を入れるとバックにぼーっとイラストの影が出てきます。犬の形を付けたリングが動かせるので、イラストの中の好きな位置にお散歩ができます。
シルクハットのシェードは一回の3Dプリントで作られており、可動部分も含め製作しています。サポート材の除去後に可動するよう予め設計しているので、後からパーツを組み合わせていません。
■Dress
写真4. Dress
可動部分も含め、シェードは一回の3Dプリント出力で製作されています。複雑な形状も3Dプリントなら出来るようです。
素材はABS樹脂が使われています。製作に金型など使わないので、従来の樹脂製品金型設計の知識は必要なく、自由に形状を発想することが可能です。
以上のようなシェードを量産するのであれば金型を使う方が有利ですが、1個1個に特徴のある製品作りには3Dプリンターが有効です。したがって、少し高価になりますが、世界で一つしかない照明器具の製作も可能なのです。
商品についてのお問い合わせは下記HPをご覧ください。
(株)アンノデザインオフィス
写真1.2.4.提供:(株)アンノデザインオフィス
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