新3DSというよりは、真3DS
大乱闘スマッシュブラザーズ for3DSでは、New3DSのCスティックがスマッシュ攻撃に対応(イラスト 橋本モチチ)
ちなみに、冒頭申し上げました通り、今回、全ての変更点を網羅的にはご紹介できていません。しかし実は、他にも色々良くなっているところがあるんですね。なので最後にざっとではありますが、その他の変更点についてもご紹介してみたいと思います。ざばーっと一気にいきますよ。
まず、NFC(近距離無線通信)というものが内蔵されました。これによって今後発売が予定されているゲームのデータと連動して遊べるフィギュア「amiibo」が使えるようになります。また、Suicaなどの交通系ICカードでの決済も対応を検討しているとのこと。ニンテンドーeショップで買い物をする時にSuicaをピッとかざして決済できるようになると、楽ちんですね。
性能もパワーアップしていて、ダウンロードや、ゲームソフトの切り替えなどが高速化します。また、性能が上がった分、今後発売するソフトの中にはNew3DSの方が画面がよりクリアーになるものもあるようです。モンスターハンター4Gは、New3DSの方が画面が綺麗ですね。また、パワーアップした性能を使ったNew3DS専用ソフトも発売されます。現状では、Wiiで発売された「ゼノブレイド」がNew3DS専用として2015年発売予定。これは旧3DSでは遊べないので注意が必要です。
本体内蔵のインターネットブラウザから、動画の再生ができるようになりました。ブラウザの操作も、Cスティックで画面の拡大縮小、ZL、ZRボタンでタブの切り替えができるようになり快適に。無線LANを使ってPCと写真や音楽などのデータのやり取りをすることができるようになりました。
インターネットブラウザのフィルタリング機能が最初からオンになっていて、解除の為にはクレジットカードの登録と30円の手数料が必要になりました。子どもが勝手にフィルタリングを解除してしまうことを防止する為の措置となります。
周りの明るさを感知して、画面の明るさを自動調整する機能がつきました。これによってバッテリーの持ちも良くなります。カメラもパワーアップ、暗いところでも撮影しやすくなります。
中央下部に並んでいたSELECTボタン、HOMEボタン、STARTボタンのうち、STARTボタンとSELECTボタンが右側に移動。3つを混同して間違えて押すことが少なくなり、また、右手親指でさっと押しやすくなりました。
…という感じでしょうか。いっぺんに色々言われてもわけわかんないよ、という方は3つのチェックポイントだけ押さえて検討してみてください。特に、3Dブレ防止機能は素晴らしいです、ビックリします。この機能は3DSに必須だったんじゃないか、と思わせるぐらいで、新3DSというよりは、真3DSといった感じです。ぜひ、試してみてください。
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