住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

間取りの失敗はここだ!明るさ・視線・音と臭い・動線

前回の「間取り-失敗はここだ!」の続編をお送りします。今回は「明るさ」「視線」「音・臭い」「動線」の4項目について解説していきます。失敗を少なくし満足度の高い間取りをつくるためにチェックポイントをみていきましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

前回の「間取り-失敗はここだ!コンセントの位置・収納・広さ」の続編をお送りします。今回は「4.明るさ」「5.視線」「6.音・臭い」「7.動線」の4項目について解説していきます。

新築時の不満はリフォームで改善

近年リフォーム工事が増える傾向にあります。全体工事の内訳で修繕・模様替えを中心とした改修工事が2割強です。
その工事の目的は
A.住宅・設備の老朽化
B.使い勝手の改善・好みへの変更
C.省エネルギー対策
となっています。

おそらく、AとBはこの先変わることはないと思われます。つまり生活スタイルに伴うもの、新築時の不満、これらがBの使い勝手の改善・好みへの変更につながっていると考えられます。


失敗しないためにココをチェック!

前回に続き、ありがちな失敗事例をあげながら解説していきます。

4.明るさ
光の入り方は季節や時間で変わります。光の入り方によって窓の大きさや位置はもちろんガラスの種類も変える必要があるかも知れません。西側であれば夏の西日を少しでも防ぐため遮熱ガラス、さらに北側には断熱ガラスなどがよいです。

新築時「南側はずっと駐車場のままです」と聞いていたのに5年後に3階建てが建って明るくなくなってしまったということもあります。

とにかくどんな条件になったとしても日が当たる間取りはもっとも重要な確認ポイントなのです。

【チェック項目で確認】
□ 日の入る方向や時間とその部屋の使い方は理解していますか?
□ 光の入り方と窓の形状や取り付け位置は確認しましたか?
□ 明るさと窓ガラスの種類は確認しましたか?
□ 条件の悪い敷地で明るさを確保するための工夫はしていますか?

次のページへ続く

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