5.視線
都市近郊の場所では周囲環境がとても気になります。特に住宅同士の距離が近い密集地だとなおさらです。さらに道路を行き来する人の視線も気になります。
視線は住んでからわかるものですが、まずは念入りに隣家の窓と自分の家の窓との関係性をチェックし、おくことが大切です。

またこのような土地であっても、例えば借景ができたり西側の一角が少し空いているから坪庭ができるなど、何らかの特性をみつけだし間取りに活かしていくことができる場合もあります。

【チェック項目で確認】
□ 隣家の窓位置を調べ、自分の家と窓が向かい合わせになっているところはありませんか?
□ トイレや洗面・脱衣室のドアが開いている時、玄関や外からは見えないか確認しましたか?
□ ソファやダイニングからトイレの扉は見えませんか?
□ 道路側から室内は見えていますか? 又どのようにみえていますか?
工夫はしましたか?

6.音、臭い
最近の家は広さを確保するため、又断熱性能が向上したため間仕切りが少ない傾向にあります。当然音や臭いは部屋の中に広がります。
我慢できる音なのか、イヤな臭いなのか、気になるのであれば臭いの近くに換気扇を設けるなどして対策を講じることです。

【チェック項目で確認】
□ 2階にトイレがある場合、その下の階は何のスペースか確認しましたか?
□ 1階が寝室の場合、2階は通路や浴室にはなっていませんか?
□ 調理などの臭いを遮断したい部屋には扉を設けていますか?
□ 隣家の駐車場、キッチンなど臭いの発生源は確認しましたか?

7.動線
動線はある程度であれば誰もが描くことはできますが、やはり難しいことはちょっとした落とし穴です。

たとえば、洗濯物をバルコニーで干す→とり込む→収納となった時、とり込んだ洗濯物はどこでたたみますか?このたたむスペースが近くにあればよいのですが、別の場所にあると仮置きとして寝室のベットやソファの上に山積みになってしまうかも知れません。

動線の良い間取りをつくるにはこうした細かい所もイメージして家族の一日の動きを図面に落とし込んでいくことが基本となります。

【チェック項目で確認】
□ 一番始めに家事動線を確認しましょう
□ 家事の動線が集中するトイレ、洗面などに何か工夫はしましたか?
(1階と2階にトイレ、洗面ボウル2つなど)
□ 寝室とトイレの動線も大切です。
□ 有人や知人が来た際の動線は考えてみましたか?

以上、前回と今回で、最近の失敗事例7項目をとりあげてみました。

失敗事例は家族によっても気になる、気にならないなど価値観は違います。
まずは家族の気になる優先順位を決め失敗を少なくして満足度の高い間取りをつくっていきましょう。

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