10インチサイズのタブレットは、元々iPad(アップル)より始まったモバイル端末のカテゴリーです。ノートパソコンより小型で画面タッチ操作ができるタブレットは、市場に登場したばかりの時期は使い方を疑問視する発言もありましたが、普及が進んだ現在では一般的な存在となりました。
ただ、スマートフォンの画面が5インチ~6インチと大型化し、またWindows 8の登場でノートパソコンのタッチ操作ができるようになってきたため、10インチへのニーズが変化しつつあります。そのような状況でリリースされたAndroidタブレットの2トップ、Xperia Z2 TabletとGALAXY Tab Sは、各社が分析したタブレットニーズの方向性を明確に打ち出した機種となっています。
2機種の比較
Xperia Z2 Tabletは防水・防塵、おサイフケータイ、フルセグ対応と日本仕様になっており、4G(LTE)対応モデルとWi-Fi対応モデルの2種類がリリースされています。今回は、4G対応モデルを紹介します。GALAXY Tab Sは8.4インチと10.5インチの2種類のサイズがあり、通信モデル
はWi-Fiのみとなります。こちらは10.5インチモデルをご紹介します。
ディスプレイサイズは、写真上のXperia Z2 Tabletが 10.1型 WUXGA(1920×1200)、写真下のGALAXY Tab Sが10.5型WQXGA(2560 x 1600)となっています。
裏面です。写真上のXperia Z2 Tabletは、NFC対応のため、NFCアイコンが表示されています。カメラの位置が、Xperia Z2 Tabletは上部の角、GALAXY Tab Sが上部中央となっています。
写真上のXperia Z2 Tabletは6.4mm、写真下のGALAXY Tab Sが6.6mm。両社とも薄さと重量には非常にこだわりを持っており、10インチサイズでありながら、片手で本体を持っても、負担なく操作ができるようになっています。
縦表示で使用例。写真左のXperia Z2 Tabletは、GALAXY Tab Sより横幅が多少狭いため、使いやすく感じます。写真右のGALAXY Tab Sは、ホームボタンがハードボタンにて固定のため、縦位置にすると、ボタンが左サイドが右サイドに配置されるので、使うのに慣れが必要です。
Xperia Z2 Tabletの特徴
GALAXY Tab Sの特徴
以上、Xperia Z2 TabletとGALAXY Tab Sの比較でした。両者とも、最先端技術を投入しながら、薄さを軽さを実現しています。ますます使いやすくなるタブレットの進化が今後も楽しみです。