アルゼンチン第二の都市コルドバ

コルドバは、コロニアル時代の建築が並ぶ町並みが魅力。

コルドバは、コロニアル時代の建築が並ぶ町並みが魅力。

アルゼンチンの都市といえば、やはり首都のブエノスアイレスが真っ先に思い浮かびます。でも、もう一カ所くらい町を見たいなあと思ったなら、少し足を伸ばしてコルドバに行ってみるのはいかがでしょうか。コルドバは、ブエノスアイレスから西北西に向かっておよそ700kmほどの場所に位置するアルゼンチン第二の都市。日本でいえば、東京に次ぐ大阪のような位置付けです。とはいえ、ブエノスアイレス首都圏が1000万人以上の人口規模であるのに対し、コルドバは140万人にも満たないほどなので、大都会というイメージとは少し違う落ち着いた雰囲気があります。そういった意味でも、喧噪に惑わされることなく居心地よく過ごせる町といってもいいでしょう。

世界遺産を抱えるコロニアルな町並み

世界遺産にも登録されているマンサナ・へスイティカと呼ばれる一角が見どころ。

世界遺産にも登録されているマンサナ・へスイティカと呼ばれる一角が見どころ。

コルドバの特徴といえば、やはり植民地時代そのままに残されたコロニアルな雰囲気の町並みではないでしょうか。16世紀末に創設されたこの町には、南米大陸にキリスト教を布教することに燃えていたイエズス会の拠点が作られました。その際の建築や施設などは、「コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群」という名前で世界遺産にも登録されています。アルゼンチン最古の大学といわれるコルドバ国立大学を筆頭に、モンセラ中等学校、ラ・コンパニア・デ・ヘスス教会などが集まって構成されているマンサナ・へスイティカと呼ばれる一角は、とにかく雰囲気がよくコルドバの居心地の良さを象徴するエリア。石造りの堂々としながらも、どこか優雅な雰囲気のある建築を眺めながら、学生になった気分で散策するのはなかなか楽しいものです。

都心部から郊外まで楽しめる豊かなエリア

コルドバでは、町並みだけでなく町の中を流れる川にも癒される。

コルドバでは、町並みだけでなく町の中を流れる川にも癒される。

コルドバは、イエズス会の史跡以外にもいくつかの特徴があります。散策していると気付くのが、町の中心を流れる川。ラ・カニャダと呼ばれる石造りで囲われた流れは、とても風情が感じられ川岸の木々とともに優しい雰囲気を醸し出しています。古い宮殿を改装して作られたエビータ・ペロン博物館や、倉庫を利用した巨大なショッピングモールのパティオ・オルモス、広大なサルミエント公園などもコルドバの顔と言っていいでしょう。また、少し郊外に行くと、開拓時代の農園跡が残っていたり、コンドルが見られる渓谷があったりと、自然が間近にあるのも魅力的です。コルドバの散策は、市内だけであれば半日程度、郊外も楽しむなら1日もしくは1泊2日くらいのコースで考えておけばいいかと思います。飛行機移動だとブエノスアイレスからの日帰り旅行も可能です。

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ブエノスアイレスからのアクセス
飛行機だと約1時間15分~1時間半。空港から市内まではタクシーで約30分(金額は300~500円程度)。長距離バスだと8~12時間程度(金額は3000円前後。会社やランクによって変動)。ブエノスアイレスのレティーロ駅のターミナルから運行しています。また、高速鉄道が開通するという計画もありましたが、現在は中断したまま進展していません。