マルチに効く「ビタミンC」
マルチに効くビタミンC
でも、他にはどんな効果があるのか、どんなふうに摂るのか効果的なのか、などなど色々知りたいと思っている人に、美肌だけじゃない!こんな効果もある!?ビタミンCの魅力についてご紹介します。
■私たちの体には1日にどのぐらいの量が必要なのでしょうか?
ちなみに「ビタミンC」は、別名『アスコルビン酸』とも呼ばれる栄養素の1つで、生物の生存上絶対に必要な有機化合物。
1日の必要量はおよそ100mgといわれています。ビタミンCの吸収率は約90%と高く、体内に吸収されやすい性質を持っています。が、体に良いからといって過剰に摂取しても余分なビタミンCは2~3時間で尿中に排泄されてしまいます。体内に蓄積されないため副作用の心配もほとんどありません。
多くの動物は体内でビタミンCをつくり出す仕組みを持っていますが、人間やモルモット、サルなどに限っては自分自身でビタミンCを合成できないため、食事やサプリメントなどでビタミンCを摂取する必要があります。
■ビタミンCが欠乏するとどうなるの?
疲れやすくなる、免疫力が低下して風邪や感染症にかかりやすくなる、肌のハリが失われる、貧血になりやすくなる、体が老化してしまうといったことが起こります。
さらに、ビタミンCの不足が続くと壊血病になります。壊血病とは、体をつくるたんぱく質のひとつ、コラーゲンを十分に生成することができず、体中の血管、粘膜、皮膚組織の結合が弱くなって出血が止まらなくなる病気。そのほか、骨粗しょう症や食欲不振といった症状もみられます。
■ビタミンCはどんなふうに肌にいいの?
ビタミンCには抗酸化作用も
良く知られたところでは、細胞の酸化を止める抗酸化作用があり、いわゆるアンチエイジングの救世主とも言われています。老化とは、酸素によって細胞が酸化し、壊れていく過程で起こる現象。酸化してガタガタになった細胞をビタミンCがリフレッシュしてくれるのです。
わかりやすく言うと、リンゴを切っておくと、色がだんだん茶色に変わっていきますが、レモン汁をかけると変色が止まります。これは、ビタミンCによる抗酸化作用が働き、リンゴの実が酸化するのを防いだということになります。
メラニン抑制だけじゃなくがんの予防にも効く!?
そのほか、肌の弾力に必要なコラーゲンは、ビタミンCが不足すると合成がうまくできない。メラニンの生成を抑制し、シミができにくい肌にしたりするだけでなく、できたシミを薄くする効果もあります。また、皮脂の分泌を抑える作用もあるため、ニキビにも効果的です。
また、肌だけでなく体全体を考えると、
「ストレス耐性のアップ」、「ガン予防、補完治療」、「高血圧の予防、改善」、「風邪の初期における治療効果」、「免疫力のアップ」、「老眼、白内障予防」にも効果があると言われています。
特に最近では、ガンの予防や補完治療として注目されていて、ビタミンCの点滴なるものをしてもらえるクリニックもあるのだとか。
これだけ効果があるのであれば、積極的に摂りたいものです。
そこで次のページでは、肌にも体にもいいガイドオススメのビタミンCを用いたアイテムをご紹介します。