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公衆無線LANサービスを有効活用する方法(2ページ目)

公衆無線LANサービスは、現状多くの場所に存在する。しかし、十分に活用できているだろうか。今回は、その活用方法を考えてみよう。なお、本記事では公衆無線LANサービスをWiFiスポットと記述することにする。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

LTEの利用制限対策に利用する

利用制限に引っ掛からないようにWIFiを利用。

利用制限に引っ掛からないようにWIFiを利用。

スマートフォンのLTE回線で利用できる通信には帯域制限がある。一定の制限容量まで利用すると通信速度に制限がかかる。最初は、~Mbpsだが、制限がかかると~Kbpsに通信速度が落ちるので使い勝手が著しく悪くなる。動画などは、途切れ途切れになってしまい事実上利用できないことにもなる。

そんなとき、Wi-Fiスポットを利用すれば、快適にインターネットを利用できる。というより、「Wi-Fiスポットがあったら積極的に利用し、通信量が帯域制限の限度を超えないようにする」という方が、賢い利用方法と言えるだろう。

LTEが利用できない場所もある

ビルの谷間やアンテナのない地下でLTEが利用できないこともある。そのような場合は、Wi-Fiスポットのあるお店を利用するとよいだろう。LTEが利用できないような場所は、ほとんど繁華街なのでWi-Fiスポットを提供しているお店は多い。

ガイドも外出中に急な用事で飛行機のチケットをWi-Fiスポットで予約したことがある。ビルの谷間で電波状況が悪く満足に通信できないときには非常に有難いサービスだ。

Wi-Fi対応の機器を利用する

ノートでWiFiスポットを利用する。

ノートでWi-Fiスポットを利用する。

スマートフォンでインターネットを利用するより、Wi-fi契約のiPadや無線LAN対応のノートパソコンやパームトップで利用した方が快適だ。手元にそれらの機器があれば、Wi-Fiスポットを積極的に利用しよう。

もし、Wi-Fiスポットがスマートフォンキャリア専用であるときは、スマートフォンのデザリングを利用すれば、スマートフォン経由で手元のノートパソコンをインターネットに接続できる。

海外ではWi-Fiスポットを積極的に利用しよう

海外の空港でもWiFiスポットが提供されている場合もある。

海外の空港でもWi-Fiスポットが提供されている場合もある。

海外では空港に降り立つと、突然その国のキャリアからメールが送信されることが多い。

国内で契約しているLTEサービスは、海外では当然のことながら無効になる。そのため、期間限定で地元のキャリアがインターネットを利用できる契約を勧めてくる。

国内で契約しているキャリアと提携している海外キャリアであれば、定額で利用できる場合が多いとはいえ、国内よりやはり割高だ。

そんなとき、Wi-Fiスポットを探して積極的に利用しよう。ガイドもシンガポールに行ったとき、帰りの飛行機の座席を近隣のファーストフード店で朝食を取りながら予約したことがある。

そのほか、海外の空港や大きな鉄道の駅に無料のWi-Fiスポットが存在することもある。数は多くないが、事前に観光案内などで調べてから出かけるとよいだろう。飛行機や列車の乗り継ぎに時間がかかるときに利用したい。

空港やホテルには、インターネットに接続されたデスクトップパソコンがあり、コインを入れると一定の時間利用できる。しかし、多くは日本語の入力ができないので自分の端末をWiFiで接続した方が利用しやすい。
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