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公衆無線LANサービスを有効活用する方法

公衆無線LANサービスは、現状多くの場所に存在する。しかし、十分に活用できているだろうか。今回は、その活用方法を考えてみよう。なお、本記事では公衆無線LANサービスをWiFiスポットと記述することにする。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

Wi-Fiスポットとは

無線LANを利用しインターネットへの接続を提供するサービスエリアをWiFiスポットという。ほかにも無線LANスポット、フリースポット、ホットスポット、公衆無線LANサービスなどと呼ぶこともある。

ソフトバンクWi-Fiスポット

キャリア専用のWi-Fiスポットの1つ、ソフトバンクWi-Fiスポット。

Wi-Fiスポットは、スマートフォンのように使用量による帯域制限がない。いくら利用しても速度は遅くならない。また、契約なしに無料で利用できる場合もある。無料といっても、ファーストフード店やホテルのロビーや空港などで、利用客向けのサービスとして提供されていることが多く、誰でも無制限に利用できる訳ではない。また、携帯電話会社と提携したショップが、キャリア専用のWi-Fiスポットを提供している場合も多い。

Buffalo社が主催している公衆無線LANスポットサービス「FREESPOT」は、制限なく誰でも無料で利用できる。しかし、利用できる場所はかなり限られているので、必要なときに利用できるとは限らない。

有料でWi-Fiスポットを利用するサービスは、非常に多くの選択肢がある。料金や利用条件など様々なので、ここでは紹介しない。「有料 wi-fi」といったキーワードで検索すればよいだろう。

次は、Wi-Fiスポットの利用価値について見ていこう。

Wi-fiスポットを使いますか?

従来、スマートフォンでインターネットを利用するには3G回線を利用するしかなかった。3G回線の通信速度は、実質わずか数Mbpsと1桁台の通信速度なので、「遅い!」というのが実感だった。

それに対してWi-Fiスポットは、通常10Mbps以上の通信速度を得られるので、近隣に利用できるWi-Fiスポットがあれば、積極的に利用していたユーザも多いだろう。
自宅でLTEの実効速度を測定

自宅でLTEの実効速度を測定


ところが、最近では多くの場所でLTEが利用できる。ガイドの自宅でもLTEが利用でき、速度は右の画像のように平均30Mbpsを叩き出している。

LTEは、歩いているときなど屋外はもちろん、多くの屋内でもサクサク利用できるので、最近はWi-Fiスポットの必要性が無くなりつつあるのも事実だろう。



それでは、どのような場面でWi-Fiスポットを利用すればよいのだろうか。シーンごとに見ていくことにしよう。

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