ル・プチメック、大丸京都店でドーナツとベーグルを看板商品に
ドーナツとベーグル
2014年6月、大丸京都店地下食品売り場に新登場したTable+(ターブルプリュス)はパンやチーズ、ワインなど日々の食生活を楽しくするショップが集まるエリア。そこに京都の(最近では新宿の、という言い方もできる)人気店「ル・プチメック」がオープンしました。
帽子の色はブラウンだが今回は店のテーマ色は意識していない。
百貨店出店にはさまざまな制約があるものですが、「商業施設の中であっても街場のお店のやり方を通す」、たとえば商品のクオリティ維持だけでなく、独立したスペースを確保して店の内装など雰囲気も含めて機能させる、というオーナー西山逸成さんのやり方は、新宿の丸井に続いて京都の大丸においてもわたしたちにル・プチメックらしい魅力を感じさせてくれます。
併設のカフェ
コンクリートの床にシンプルな黒の窓枠、木のテーブル。レンガに白いペンキ。シックなニューヨーク風の売場と併設のカフェ14席は独立していながら百貨店という市場と続いてもいる。ここは錦市場にもほど近く、毎日のように訪れるマダムも多いのだとか。
さて、店頭で多くの人の視線を釘付けにしているのは、あざやかなピンクやイエローのリング型のパンです。百貨店といえば限定品がお約束ですが、大丸京都店のために西山逸成さんが考案したのは、ベーグルとドーナツでした。
カラフルなドーナツが目を惹く
ベーグルとドーナツ!
フレンチの料理人出身、「パリに憧れるスタイル」のパンと店づくりでファンを魅了し続けてきたル・プチメックの西山さんらしからぬこのアメリカンな商品展開に、まわりの皆が驚いたことでしょう。
正統派ヴィエノワズリも健在
しかし落ち着いて考えればここは京都。ル・プチメック従来のハード系のパンやヴィエノワズリは今出川や御池の店で買うことができ、東京出店のときのようにフレンチスタイルにこだわる必要はないのです。そこで西山さんは今までやっていないことをしよう、と思ったのでした。
フレンチスタイルのサンドイッチもある