戦争だば、まいね
8月といえば、6日が広島、9日が長崎、そして15日が終戦記念日です。戦後70年近く経って、これまで以上に、こうした日の重みが増していると思います。ゴトウは以前、広島で被爆者の方のお話を聞く機会があったり、沖縄のひめゆりの塔を訪ねたり(号泣でした…)、そういう経験しかないのですが、それでも、戦争はもう二度としてはいけないと心から思っています。愛する人たちが殺されていくことに耐えられないからです。特定秘密保護法、集団的自衛権閣議決定、国連から勧告を受けるほどの人権後進状況…これらはすべて、戦争へとつながることですよね(原爆の日の挨拶がコピペで済まされたことも象徴的です)。先月、街の七夕の短冊に「平和を守ろう」とたくさん書かれていたように、Twitterで若い世代が「安倍マジやめて」「戦争するな」と口々に叫んでいるように、世間の人たちも声を上げはじめています。うちの母親も電話すると「戦争だば、まいね(戦争はダメだ)」と口癖のように言います。
しかし、意外なのは、ネットとかTVの影響なんだと思いますが、ゲイの方の中にも「隣りの国に領土を取られないよう、戦争できる国になるべき」と言う方がいらっしゃることです(今の憲法でも充分自衛できるのに…)。ただでさえ男尊女卑(ヤジやセクハラ)とかヘイトスピーチが横行してる現状で、このままだと(ロシアのように)同性愛者が弾圧されはじめる日が来ないとも限りません。徴兵制ということになれば、真っ先に戦場に送られるのは「独身」の僕らではないでしょうか?
もう一度、「もし日本が戦前のようなファシズムの國に戻ってしまったら…」という想像力をはたらかせて、本当にそうなりたいのかどうか、自分自身に問い直してみてはいかがでしょうか。TVのニュースとかネットの裏サイトみたいなところの情報を真に受けず(洗脳だと気づき)、「戦争したがる人たち」がどのように儲けたり得するのか、ということの方に注視してみたらよいのでは?と思ったりします。
地元・阿佐ヶ谷の七夕まつりや、ゲイシーンのたくさんの素晴らしいイベントを楽しみながら、(8月6日の少女時代の「みんなに愛と平和と音楽を」という広告のように)そういうお祭りを楽しめるのもひとえに平和のおかげよね…と感謝の気持ちでいっぱいになる2014・夏なのでした。