[コース:山北駅(さくらの湯)→足柄城趾→山北駅(さくらの湯)]
温泉施設がランステ代わり
足柄峠は、神奈川県にあります。JR御殿場線「山北駅」で降りれば、そこがスタート地点です。駅を囲む山々に、大自然の偉大さを感じられることでしょう。さくらの湯
料金は2時間400円、6時間700円。ランナー利用であれば、迷わず6時間を選びましょう。足柄峠は往復約26km。坂道ばかりのコースですが、6時間あれば全て歩いても戻って来られるはずです。
ただし、中には「11時なんて遅い!」という方もいるでしょう。そういう場合、同じ施設内にコインロッカーがあるので、そちらを利用してください。走り終わったら荷物を取り出し、2時間コースでお風呂だけ入ることが可能です。
コースはひたすら一本道
さくらの湯を出発すると、コースはほぼ一本道です。途中に案内地図もあるので、道に迷うことはほとんどありません。T字路とY字路が2個所ありますが、右を選べばコース通りです。坂道
まずは、足柄峠を目指します。到着するまで約13kmは、ほとんど上り坂と考えて下さい。平地も多少ありますが、基本は登り続けます。しかし、周囲は緑の生い茂る山ばかり。空気が美味しく、景色を楽しみながら走れば、思ったより苦にならないのではないでしょうか。
走力にもよりますが、初めて足柄峠を走る場合、目標は“完走”になるはずです。つまり、歩かず止まらず走り切ること。ある程度レースなどに出ているランナーでも、途中で歩いてしまうケースは多く見られます。
補給は自分で準備
坂道
また、足柄峠は山を登るため、走ると気温が下がってきます。夏場でも、山頂はノースリーブで肌寒いくらい。ときには突然天候が変わることもあるので、温度調節ができるように服装・持ち物を準備しておくと安心です。
峠から見られる絶景
足柄万葉公園
中には、ここで折り返すランナーもいます。しかし、せっかくなので峠まで行きましょう。足柄万葉公園峠からまでは、1kmもありません。ここまで走ってきたのであれば、まさに“ちょっと”の距離です。
静岡県との県境
ちなみに、この付近は金太郎の里と呼ばれているそうです。周囲を見渡すと、金太郎の銅像などが見られます。
目的地は、足柄城趾。石で作られた看板の横に階段があるので、これを登ればゴールです。
峠から見える富士山
登頂後のお楽しみ
峠まで走れば、あとは再びさくらの湯まで下って戻るだけです。もちろん同じコースを走って下っても良いのですが、ここで2つお楽しみをご紹介しましょう。足柄古道
公道の横に、山へと続く『足柄古道』があります。ここはプチトレイルコースになっており、ロードとは違った楽しみになるでしょう。そこまで急な道ではないので、トレイル初心者でも問題ありません。緑の中を走ってみるのも、リフレッシュになってお勧めです。
酒水の滝
スタートから2km程の場所に、酒水の滝があります。「日本の滝百選」や「全国名水百選」にも選ばれており、多くの観光客も訪れるスポットです。時間に余裕があれば、立ち寄ってみると良いでしょう。実際に湧き水を飲む事もできますし、滝の近くは涼しくて爽快です。流れ落ちる滝を見ていると、走った疲れなど吹き飛んでしまいます。
まとめ
いかがでしょうか?どうせいつもと違う場所を走るなら、坂道など普段は走れないようなコースを選ぶのも、良い練習になるはずです。さらに観光的な要素を取り入れれば、遠征もさらに楽しくなるのではないでしょうか。
毎日の練習に変化を取り入れながら、ランニングをもっと楽しんでみてください。