過去問は同じ形で出題されることはあまりない

たしかに、過去問知識が多く出題されます。しかし、同じ形で出題されることはあまりありません。一字一句同じであり、いわゆる「コピペ」で作成したのではないかという肢(選択肢のことです)も時にはありますが、基本的には形を変えて出題されます。たとえば、「条文問題(法律をそのまま記載しただけの問題)を事例問題(具体的な事例に法律知識を当てはめる問題)にする」「過去問の2つの肢を組合せて1つの肢にする」などという出題方法があります。

上記の「過去問の2つの肢を組合せて1つの肢にした」例を一例ご紹介します。
※法律学習経験のない方は内容がわからなくても結構です。内容がわからなくても、この後の話はおわかりいただけます。

平成6年度・平成23年度司法書士試験

平成6年度・平成23年度司法書士試験



このような肢があるため、単に過去問を解くだけでは試験に対応できないということが起きるのです。それでは、どうすればよいのか。それを考えていきます。


問題の“元”を思い出せるようにする

上記の平成6年度の問題も平成23年度の問題も、聞いている知識に違いはありません。しかし、聞き方が異なるため、間違えてしまうことがあるのです。これを防ぐ対策として私がお薦めしているのが、「単に1つ1つの肢の正誤を考えるのではなく、問題の“元”となったものを思い出せるようにする」ということです。司法書士試験で問題の元となるのは、条文、判例、先例などです。そして、それらを説明したのが、「テキスト」です。つまり、テキストの記載自体を思い出せるようになっていれば、形を変えて出題されても対応できるのです。イメージでいうと、以下のようになります。


テキストと過去問

テキストと過去問