ランジェリー・下着/海外ブランドのランジェリー

下着の歴史とフレンチ・ランジェリーの魅力(3ページ目)

フランスのランジェリーというと、セクシーお洒落なランジェリーですが、下着の歴史という意味でもフランスから発展して行きました。先月原宿で行われたフレンチ・ランジェリー展から、ランジェリーの歴史とお洒落なフランスのランジェリーを紹介します。

土井 千鶴

執筆者:土井 千鶴

ランジェリーガイド


セパレートタイプのコルセット

フレンチ・ランジェリー展

シャンテル所蔵の1905から1910年頃のバストサポーターとガーターベルトのついたウエスト・シンチャー

19世紀、コルセットは世界で全盛期を迎えていました。当時、フランスは世界第一位のコルセット輸出国でした。女性はコルセットを身に着けていなければエレガントとは言えない時代でした。まっすぐな背筋、高く突き出したバスト、細いウエスト……1900年には、S字を描く理想的なシルエットと引換えに非常に動きづらいものになってしまっていました。

第一次世界大戦直前にコルセットは上下セパレートのタイプになりました。背中で編み上げになったバストサポーターの部分とウエストを締める部分の2つにわかれたのです。当時フランスの製造メーカーが開発した伸縮性のニットのおかげで、ランジェリーは飛躍的に着心地の良いものに進化しました。

このバストサポーターが、現代の女性たちが身につけているブラジャーの初期の商品と言われています。下着は、常に女性たちの生活やファッションの変化とともに開発されてきたのです。

次のページでは、オーダーメイドのランジェリーです。

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