ランジェリー・下着/海外ブランドのランジェリー

下着の歴史とフレンチ・ランジェリーの魅力(5ページ目)

フランスのランジェリーというと、セクシーお洒落なランジェリーですが、下着の歴史という意味でもフランスから発展して行きました。先月原宿で行われたフレンチ・ランジェリー展から、ランジェリーの歴史とお洒落なフランスのランジェリーを紹介します。

土井 千鶴

執筆者:土井 千鶴

ランジェリーガイド


ディオールのニュールックの登場で進化した下着

フレンチ・ランジェリー展

LISE CHARMELL所蔵の1955年から60年頃のワイヤーレスビスチェとワイヤレスブラ CHANTELL所蔵のストレッチジャガードチュールのガードル

注文を受けて個人のために仕立てていたコルセティエが培った専門知識が第二次世界大戦後には大量生産する下着メーカーに受け継がれていきます。この時期にフランスを代表する下着ブランドが次々と誕生します。

ランジェリーの歴史で忘れてならないのがディオールの発表した“ニュールック”です。まっすぐな肩のライン、ギュッと突き出したバストライン、スリムなウエスト、たっぷりとギャザーが入ったフェミニンなスカートといったスタイルは、女性たちのお洒落に憧れる気持ちを虜にします。ディオールのニュールックのファッションを着こなすために、ボディラインを整えるランジェリーが必要になり、各ブランドが競って新しいランジェリーを開発したのです。

さらに下着の素材も、ピンクやベージュのコットンに変わり、ナイロンなどの新しい素材の開発により大量生産が可能になり、誰でもランジェリーのお洒落が楽しめるようになったのです。

下着の歴史は、戦後の様々なファッション、女性たちのライフスタイルの変化でさらに進化していきます。今女性たちに親しまれている下着がどのようにできたのか、これからの記事で紹介していきます。

フレンチ・タンジェリー展TOKYOホームページ


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