ちりめんジワにはCO2フラクショナルレーザー
特にCO2レーザーの効果が高いのが、目の下や口元などのいわゆる「ちりめんジワ」です。このレーザーは肌の表面に細かい穴をあける治療です。人は肌に損傷を受けるとコラーゲンを産生し、治癒する機能が働きます。この性質を利用して肌を引き締めていく事が可能です。またレーザー照射部は薄く皮膚がむけ、ピーリング効果もあります。
眉間にはいる深いシワにはボトックス
表情でできるシワを表情じわと呼び、筋肉の過度の緊張により深いシワとなります。このようなシワには筋肉をリラックスさせる作用のある「ボトックス注射」が有効です。この注射の効果は3~6ヶ月の効果であり、元に戻るので初めての方も比較的安心です。しみ・くすみには色素に反応するレーザーが効果的
茶褐色のしみ・くすみには色素に反応するレーザーである「YAGレーザー」や「ルビーレーザー」が効果的です。しみの種類などによりレーザーを使い分ける必要があります。1回で消えてしまう事もあれば、複数回の照射が必要になる事もあります。またレーザー照射前後は特に日焼けを防ぐ必要があります。ガイド自身は夏場に濃くなったしみを秋~冬にまとめてとっています。レーザー以外の方法だとレチノイン酸などの軟膏を用いて皮膚のターンオーバーを活性化させる事でしみを薄くしていく方法や、トランサミンなどを内服し徐々に薄くしていく方法もあります。
どの方法を用いるかはしみの種類や生活スタイルによっても変わってきますので私たち医師にご相談ください。しみは放っておいてもよくならないですので定期的にケアする事が大切であると考えています。
タルミには高周波治療が有効
「高周波を用いた治療」といっても少しわかりにくいでしょうか?高周波の作用について、例えば焼き肉をしているときに肉が焼けるとギュっと縮まります。このときのイメージが近いものです。RF(高周波)を用いて肌のたるみやしわを改善する治療機には「サーマクール」などがあります。痛みがとても小さくダウンタイム(赤くなる、腫れが出る期間)がほとんどないため、多くの方に支持されています。
日本のお国柄として、あからさまな美容整形手術は好まれませんが、今は効果的にレーザーなどの治療を行う事で綺麗を保てる時代になりました。より自然に綺麗になるという点でレーザー治療はとても有効です。
しわ・しみ・たるみで悩んでいる方は多く、「写真を撮られたくない」等、消極的になってしまう声をよく耳にします。見た目に少し自信がつくと「笑顔が増える、外出したくなる、新しい洋服が欲しくなる」等、日々の生活が明るくなりますよ!
気になる部分があるのなら、これらの情報を参考に一歩踏み出すのもよいのではないでしょうか?