注文住宅/家づくりのイメージづくり・アイデア

老後も見据えた柔軟性のある家をつくる

家を建てる際、10年~15年くらい先のことまで予想することはできるかもしれません。しかし、なかなか予想通りに進まないのが人生です。老後の事も考えるとある程度柔軟性のある家にしておけば変化に対応しやすくなります。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

将来の予測は難しいものです。

家を建てる時、少なくとも10年、15年くらい先のことを予想しながら考えます。しかしながら予想通りにならないのが人生です。例えば突然両親と同居することになったり、子どもが私立中学などで寮や下宿に入り、家に夫婦二人きりになってもう少し狭い家でもよかったなんていうこともあるでしょう。

理想は変化に合わせてリフォームしていければよいのでしょうが、そう何度もできるものではありません。変化する可能性が考えられる家族は、変化に対応できるよう設計段階で構造計画を考え、柔軟性のある家づくりを心がけることです。


実例をふまえて

家族構成  : 夫婦 + 子ども2人
敷地面積  : 188.02平米 (56.9坪)
1階床面積 : 90.74平米 (27.4坪)
2階床面積 : 66.23平米 (20.0坪)
延床面積  : 156.97平米
規模・構造 : 木造2階建

間取り計画の段階で、「将来夫婦二人になった時に減築しやすいプランを考えて下さい」と依頼されました。そこで、いろいろな使い方ができる和室をつくることで将来の変化に対応できるようにしました。また時には、その和室に近所の人が集まって話せる場になるよう、位置は庭側に設けました。近所の人は廊下(広縁)側から、家族はリビング側から出入りできます。

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