柏の葉スマートシティの中核街区が新たにオープン
公・民・学が連携して健康長寿・環境共生・新産業実現を目指す
三井不動産が、スマートシティ戦略のフラッグシッププロジェクトとして進める街づくり「柏の葉スマートシティ」。その駅前中核街区「ゲートスクエア」が7月8日にグランドオープンしました。整備されたのは、ショップ&オフィス棟やホテル&レジデンス棟、エネルギー棟です。柏の葉スマートシティは、公・民・学が連携して健康長寿・環境共生・新産業実現を目指す課題解決型の街づくり事業です。「ゲートスクエア」のグランドオープンによって、住宅、商業、オフィス、ホテル、ホールなどの都市機能が集積した、複合開発型のスマートシティが本格稼動します。
7月7日に柏の葉カンファレンスセンターで行われた記者発表会では、三井不動産の菰田代表取締役社長が、柏の葉における第2ステージの構想を提示しました。「イノベーションキャンパス構想」を掲げ、職・住・遊(商)・学(研)の機能を融合した複合開発を進め昼夜人口のバランスを最適化。「水と緑」に溢れた環境整備を進め新産業の共創につなげ街全体をイノベ―ションキャンパス化します。実現に向けて、今後次世代ライフサイエンスの産業創造拠点を開発。就業人口も大幅に増加させることを目指しています。
また、同社のスマートシティモデルは、国内外でも潜在的なニーズが高いと判断。今後、地域の特性やニーズに対応したビジネスモデルを展開したい意向とのことです。高齢化やエネルギー問題など課題先進国とも言われる日本。環境技術など優れた日本のテクノロジーは、世界でも十分通用するとの考えです。
国の置かれた事情の異なる海外で、不動産ビジネスを行うのは容易ではないと思いますが、柏の葉スマートシティが一つの街づくりの開発モデルになれば今後日本の都市開発のソリューションが世界で認知されていくことでしょう。
次のページでは、オープンしたゲートスクエアを紹介します。