ビジネス英会話

発音は『教養』を表すバロメーター(2ページ目)

ビジネス英会話で発音が実はとっても大事、って知っていましたか?発音なんてどうだっていい、とは今日から言えなくなるかも!発音の重要性を是非、再認識してください!

竹村 和浩

竹村 和浩

ビジネス英会話 ガイド

立教大学英米文学科卒。東京都立高校に6年間英語教諭として勤務後、株式会社公文教育研究会に海外派遣要員として採用。総合企画室・国際部担当等を経て、独立。民間リサーチ会社を経て、TLL言語研究所を設立、現在、株式会社ティエルエル 代表取締役。英検一級。

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日本人の発音は?

しかし、これはあくまでネイティブのそれも一部のエリート層での話。
私たち日本人としては、必ずしも、イギリスの教養ある発音といわれる、RP: Received Pronunciation、(容認発音)、アメリカの標準的な発音である、GA: General Americanを話す必要はないといえます。

日本人として、きちんと聞き返されることがない、特に子音を中心とした息の音でニュートラルは英語の発音ができればまず良しとすることができます。

発音のトレーニングはどうすればよいか?

英語と日本語の発音は、その発生の仕方からして異なります。
ですので、英語の発音のトレーニングは必ずしも簡単なものではありません。しかし、個人差はあるものの、まず、どのように発音するのか?その発音の仕方を知っているといないとでは、その差は大きいといえます。

英語は「音素:子音と母音」から

まずトレーニングの基礎は、知識を得ると同時に、英語の音の最小単位ともいえる、音素、つまりは一つ一つの子音と母音をマスターすることから始めるとよいでしょう。英語の子音は27個、母音は23個あります。英語も合わせて50音もあるのです!

次に一つ一つの音をマスターした後は、その組み合わせである、単語の練習をします。単語レベルでの発音ができるようになれば、次は、単語と単語の組み合わせである、連語や文章の読みを練習します。このとき、単語と単語をまたいで発音される「リエゾン」また、子音同士、母音同士が連続する「リンキング」などの現象もマスターしていきます。

発音のもう一つの効能!?

さて、発音を練習することは、単にビジネスで恥ずかしくない発音をする、というだけでなく、もう一つ副次的な効果もあります。それは、リスニングの向上です。脳の中では、話すことと聞くことは、つながっているため、発音の練習をすることはイコール、リスニングを向上させることにもつながります。「話せれば、聞ける」「聞ければ、話せる」ということなのです!

発音の問題はある意味、非常にデリケートな問題ではありますが、初対面の印象を少しでも良いものにし、ビジネスでの交渉なども有利に進められるよう、日ごろから発音にも気を付けた学習を心掛けていくとよいでしょう!それにより、TOEIC©などの英語資格試験でのリスニングを飛躍的に伸ばす効果も期待できるのです。
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