暴力行為を伴い、「犯罪」と呼べるいじめのパターン
学級や学年でいじめられている二人を戦わせる。拒否や抵抗をすると加害生徒から集団暴行を受ける。シャモは、闘鶏で戦わせる大型の鶏で、ここからいじめの名前がきています。
被害生徒にサッカーボールや物をぶつける。皆でじゃんけんをし、負けた人をターゲットにするが、実際は仲間内ではわざと外したり、弱めにぶつけていじめ被害生徒のときだけ強くぶつけます。投げる物は、鉛筆や黒板消しだったり、コンパスだったりします。
被害生徒に目かくしをして椅子に座らせ、「これは1000ボルト」「これは10000ボルト」と、ボールペン等の尖った物で後頭部をぐりぐりと攻撃する。Tシャツやトレーナーで、身動きをとれなくして殴り続けるなどです。
男子の場合は、机の上に立たせてズボンとパンツをおろし、性器をみせものにする。女子は、茶巾絞りといって、スカートを上にめくり上げ頭の上で結ぶ。場合によっては下着を脱がされることがあります。
被害生徒をトイレに連れて行き、便器を舐めさせる。バケツに汚物をため、被害生徒がトイレに入っているときに、そのバケツを頭からかぶせることもあります。
現代のいじめについて、詳細に書かれた
教室の悪魔
『教室の悪魔』(山脇由貴子著 ポプラ社)という書籍があります。ここでは、大人も衝撃を受けるいじめの事実が紹介されていますが、実際に中学生に聞くと「あり得る」と大半の子供たちが答えます。中学生の子供を持つ親御さんは、ぜひご一読ください。
また、いじめを発見したときには、「子供がいじめられていることがわかった場合どうするか」を参考に、事実を文書で客観視できるようにして学校へお話ください。いじめ解決のためには、早期発見、初動がとても大切です。