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ダンサーズ・ヒストリー Noism1 井関佐和子(7ページ目)

りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館専属舞踊団Noismのメインダンサーとして、10年間に渡りカンパニーを牽引してきた井関佐和子さん。彼女が歩んできた舞踊家への道程とは? ここでは、井関さんのダンサーズ・ヒストリーをご紹介します!

小野寺 悦子

小野寺 悦子

バレエ ガイド

ダンス専門誌、劇場・カンパニー広報誌、公演プログラム、ウェブなどで執筆するほか、舞台・映画などエンターテインメント全般のインタビュー&執筆など幅広いジャンルで活動している。

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22歳、ヨーロッパ生活に終わりを告げる

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スウェーデン時代

ヨーロッパに渡って7年目のこと。海外生活を引き払い、日本への帰国を決意する。当時はダンス界から足を洗おうと考えていたと話す。
「スウェーデン時代はもう穣さんと付き合っていて、当時彼は日本に半分帰ってるような状態だったんです。だったら私も日本に帰って、カフェで働こうかなと。もう沢山踊ったし、ダンスはいいかなと……。そこでは恋を取ろうとしたんですね(笑)。22歳でした」

久しぶりに戻ってきた日本の地。本気でダンスを辞め、新たな生活を始めるはずだった。ところが、一ヶ月後には舞台に立っていた。
「やっぱり踊りたくなっちゃうんですよね(笑)。当たり前ですけど」
ヨーロッパで出会った北村明子から声がかかり、彼女の作品『Three Temptation』に参加。また古巣のクルベルグ・バレエから呼ばれては、韓国や台湾、オーストラリアまで駆けつけ、ワールドツアーの舞台に立った。気付けば、フリーのダンサーとして多忙な生活を送っていた。

そんな折、初めて金森穣作品に出演する。2003年に上演された『no・mad・ic project』だ。
「そのときはまだプロジェクトだったので、本当に楽しかった思い出しかないんですよね。それがいけなかったのかもしれない。ギャップが激しすぎて、カンパニーになったとき一層苦しかったのかも……」

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金森穣との初仕事



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