上海で一番広い超豪華なスイートルーム!
最上階である25階の大部分を占めるプレジデンシャル・スイート。ルームデザインはアメリカのArquitectonica。(写真提供/すべてMandarin Oriental Pudong, Shanghai)
上海でラグジュアリーホテルのオープンが続いた2013年、「マンダリン・オリエンタル浦東上海(中国語名:上海浦東文華東方酒店)」が登場しました。言わずと知れた香港資本の世界的なホテルブランドです。場所は高層ビルが林立する浦東の陸家嘴エリア。金融街の喧騒から少し離れた、黄浦江の河岸に位置しています。目の前はフェリー乗り場です。
敷地内には362室があるホテル棟と、長期滞在者向けの210室があるレジデンス棟が建っています。延床面積140万平方メートル、大規模なラグジュアリースポットです。
グランドピアノや3メートルの長さがあるバーも部屋の中に!
普通のゲストルームでも十分にくつろげる広さ。アメニティーはイギリスの香水ブランドOrmonde Jayne。
また、ここは黄浦江から最も近い場所に建つラグジュアリーホテルになります。ほぼすべてのゲストルームがリバービュー。黄浦江と高層ビルが織り成す光景を間近に楽しむことができます。
風水的にもバッチリ!? 有名シェフが監修するダイニング
上海ならではの料理を堪能できる「雍頤庭」。ホテル棟の地下にありますが、中庭から日の光がたっぷり差し込みます。
注目はレストラン「雍頤庭」。ハイグレードなホテルの中国料理といえば広東料理が多いのですが、ここは上海の地に敬意を表し、上海及び周辺の蘇州や杭州、揚州の名物を含めた江南料理が楽しめます。Tony Lu氏という上海で非常に有名なシェフが監修しており、今の上海でしか味わえない洗練された料理が供されます。
また、「58°Grill」はミシュラン2ツ星を獲得している香港のマンダリン「Amber」の有名シェフRichard Ekkebus氏が指揮。コンテンポラリーなフランススタイルのグリル料理が評判です。
1階「Qi Bar」のテラス。まさに都会のオアシス。
面白いのは建物は25階まであるのに、どのダイニングも1階と地下1階に位置していること。普通、ホテルのバーは眺めのよい高層階にあることが多いのですが……。これはなんと、風水的に好ましい配置という理由からなのだそうです。「気」の流れを重視する中国ならではの発想ですね。
漢方を使ったオリエンタルなスパも見逃せない
庭園を眺めながらリラックスできる癒しの空間。男性用のトリートメントメニューもあります。
コンセプトは「身・心・霊」、つまり心と身体、精神の総合的な健康です。人気メニューは「Butterfly’s Dream」(2時間/2000元)と、「Silk Road」(3時間/2720元)。中医学(漢方)の考えに基づき、漢方入浴などを取り入れたオリエンタルなスペシャルトリートメントです。東洋スタイルのメニューのほか、CACI社製のマシンを使った最新の施術も行っています。マッサージやフィットネスプログラムも充実しています。
館内に点在するアートは日本のArt Front Galleryがプロデュース。
オリエンタルな魅力に満ちた空間で、ゆったり優雅なステイを楽しみましょう。
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■上海浦東文華東方酒店(Mandarin Oriental Pudong, Shanghai)
住所:浦東新区浦東南路111号
TEL:021-2082-9908
料金:一泊2600元~(サービス料別)
アクセス:地下鉄2号線「陸家嘴」駅より徒歩15分