上海の観光名所

見どころはここ！ 上海観光スポット

万博開催に向けて、街の形相が日刻々と変わってきた上海ですが、もちろん変わらぬノスタルジックな姿の上海もまだまだ健在。新旧が混在した上海で、今行くべきところ、見るべきところを10カ所あげてみました。最後に紹介している上海博物館以外は、少し頑張れば充分制覇できるラインナップ（上海博物館は本気で観ようと思えば、1日潰せてしまう規模……）。特に初めて上海に行かれる人は参考にしてみてください！

週末ふらっと行ける気軽さが嬉しい上海には、2泊3日などで旅行に来る人が多いのですが、最初に紹介する豫園、外灘、環球金融中心はどんなにタイトなスケジュールでも行くべき上海マストスポット！ 早起き、夜更かししてでも訪れる価値大です。

風情豊かな上海の庭、豫園

上海に来たら訪れない人はいない、と言われるくらいに人気の観光スポット「豫園」。悠久の歴史を感じることができる、風情豊かな庭園として知られています。賑やかな豫園商場を奥に入り、九曲橋を渡ると江南（上海、蘇州、杭州など一帯の地名）きっての古典庭園「豫園」は見えてきます。明代の役人であった潘允瑞が、故郷を懐かしむ両親を慰めるために建設したという庭園は、1559年の造園開始から18年間もの歳月をかけて造られました。2万平米の敷地内には三穂堂や点春堂といった名建築が点在し、随所に古木や奇石が配置されていて、中国ならではの美意識を学ぶことができます。

豫園庭園を取り囲む豫園商場には小籠包の老舗「南翔饅頭店」や、創立100年以上の歴史を誇る茶館「湖心亭」、その他小さな商店が軒を連ねていているので歩いているだけでも楽しめます。

豫園商場を南側に一歩離れると清朝末期の上海の街並みを再現したショッピングストリート「上海老街」に出ます。ハンコを作ったり、似顔絵を描いてもらったりと、オリジナリティあふれたお土産を思い出にするのもまた一興。

＜DATA＞
■豫園（ユーユエン）
住所：安仁街218号
TEL：021-6328-3251
営業時間：夏季 8:30～17:30／冬季 8:30～17:00
春節（旧正月）は9:00～17:00
料金： 大人30元、子ども10元（※4/1～6/30、9/1～11/30 の期間は40元）
※子ども料金は身長1.4m以下

租界時代の建築が魅せる、外灘（バンド／ワイタン） 

租界時代に建てられた荘厳な建物が並ぶ「外灘」。コロニアル様式、アールデコ様式などの古い洋館群が当時のまま残されています。黄浦江を挟んだ対岸は個性豊かなビルが近未来世界を映し出す「浦東」。いずれも夜19時くらいからライトアップが始まり、まるで上海の街が夜化粧をしたかのよう！ 外灘はさらにノスタルジックに、浦東側はさらに未来チックにと、一気に雰囲気が変わります。ここ数年、外灘沿いにあるビルの開発が進み、お洒落なレストランやバーなどがオープンしました。麗しい夜景を眺めながら、食事やお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか？ ライトアップは夜22時くらいまで。美しい上海の夜景に間に合うよう外灘に向かってくださいね。

展望台は世界一の高さ！ 上海環球金融中心観光庁

今上海で一番注目を集めている“上海環球金融中心”、地上101階、高さ492mと2009年現在上海一の高さを誇る上海のランドマークです。ビルの94 階から上にある展望台はまさに世界一の高さを誇り、「世界最高」を体感しようという観光客が一日中後を断ちません。でも、オープンの時間に合わせて到着すれば、長蛇の列に並ぶ事も避けられますよ。

地下1階のエントランスから高速エレベーターに乗ると、地上400m以上の95階までわずか66秒で到着。そこでエスカレーターに乗り換え、ガラス張りの天井が開放感あふれる97階へ再び移動。そしてもう一度エレベーターに乗り換えると100階、地上474mの「世界一」に到達します。
このビルができるまで上海で一番背が高かったテレビタワーまでも見下ろすことができるなんて驚き！ この美しさと壮大さに“うっとり”いつまでも感動が続きます。

＜DATA＞
■上海環球金融中心観光庁
（シャンハイ フアンチウ ジンロン ジョンシン グアングアンティン）
住所：浦東新区世紀大道100号（展望台入口は東泰路側）
営業時間：8:00～23:00（最終入場は22:00）
詳細料金はこちら