岩田社長による華麗なドロップキックからのスーパー頭突き
このバトルから、「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U」の紹介へと繋がっていきます
世界最大のゲームの祭典、「エレクトロニック エンターテイメント エキスポ 2014(以下E3)」に際して開催された任天堂のオンライン発表会「Nintendo Digital Event」は、そんなイントロダクションでスタートしました。
発表会はそののち暗闇から登場した実写の岩田社長とレジー社長による本気の殴り合いへと続きます。レジー社長がゴリラのような形相でつかみかかろうとするも岩田社長は華麗なドロップキックからのスーパー頭突きで吹き飛ばし、日米任天堂社長対決が開幕というわけです。…えー、何を言ってるんだと思われそうですけれども、事実をありのままに書いております。
冗談みたいな出だしになってしまいましたが、任天堂が実際に全世界の注目が集まるゲームイベントで冗談みたいなことをやっていたのでしょうがありません。
窮地に追い込まれているはずの任天堂
Wii Uの不振に厳しい状況が続く任天堂
任天堂は今、非常に厳しい状況に追い込まれています。2つあるプラットフォームのうち、ニンテンドー3DS(以下3DS)に関しては、2014年3月末までで、全世界で4,333万台を出荷してビジネスとして成立するプラットフォームに成長しています。一方Wii Uは約617万台、後発のPlayStation4(以下PS4)に累計販売台数ですでに追い抜かれてしまっています。
その、任天堂がE3で何をしかけてくるかと思っていたところにカウンターパンチで飛び込んできたのが冒頭の演出です。窮地に追い込まれた時に、こういうことを仕掛けてくるんですね。
そもそも、今回のE3で最も注目なのは、PS4とXbox Oneの対決でした。