地震のあとでもないのにマンションが傾く!?

すでに分譲され、多くの人が住んでいたマンションが傾いていることが発覚し、ニュースで大きく取り上げられました。その中で「支持層」という言葉がよく聞かれました。では、この「支持層」って何なのでしょうか。

支持層とは、建物の荷重に耐える強さを持つ地盤または地層をいいます。建物は、沈んだり傾いたりしないよう、支持層の上にしっかりと基礎を設けることが決められています。従って設計に着手する前に地盤調査を行い、支持層となりうる地盤が地中のどのくらいの深さにあるのか確認します。建物が重くなればなるほど支持層は堅固な地盤である必要があり、同じ土地でも建物の重さによって支持層は異なってきます。

中高層マンションの支持層とは

地盤は異なる種類の土の層が重なり合って形成されています。基本的には地表面に近い地層ほど軟らかく、深くなるにつれて固い地盤になります。一般的な地層は上から順番に表土、表層地盤、砂れき、沖積層(ちゅうせきそう)、洪積層(こうせきそう)という構成になっています。

一番下の洪積層は岩盤や砂れきで構成された堅固な地盤で、鉄筋コンクリート造の中高層マンションの場合は、この地盤を支持層とします。洪積層が深い位置にあれば、そこまで基礎杭を伸ばして建物を支えます。

堅固な地盤が浅い位置にあれば直接基礎、深い位置にあれば、杭を打って杭基礎とします

堅固な地盤が浅い位置にあれば直接基礎、深い位置にあれば、杭を打って杭基礎とします


このような決まりがあるのに なぜ今回のようなケースが起こってしまったのでしょうか。