クラウドソーシングとその仕組みとは
クラウドコンピューティングは今では当たり前の形態となりました。
ユーザー(主に企業)はCSサイトを通じてクラウドワーカーにお仕事内容を投げます。それを見たワーカーは応募します。ユーザーは多数の応募者から一番良い人を選択することができます。
ユーザーは委託したワーカーの仕事に関する事後評価をします。ワーカーのプロフィール・実績DBに仕事の履歴が残ります。逆に、ワーカーも受託したユーザーに関する評価を行います。例えば、事前に確認した仕事以外の要求をするとか、値引きを要求するなど。相互評価をすることでより精度の高いマッチングが可能になっていきます。
海外と国内での普及状況は
海外の主なCSサイトとして、フリーランサー(オーストラリア)の登録者数は930万人、総取引額は推定5億ドルと言われています。オーデスク(アメリカ)は450万人、約8億ドルです。海外では新規商品開発や高度な問題解決などの仕事、スキルや経験をあまり問わない高度に標準化した仕事へのCSの利用は当たり前のものになりつつあります。日本の普及状況は米国の10年遅れと言う感覚と言われています。日本の商取引では、大企業が仕事を発注する場合は法人が前提であるため、個人に発注することはタブーとなっています。また、社内失業者が多いので外部からの専門家の調達は日本では馴染まないとも言われています。