昨年のワークショップ公演『ラストパイ』の手応えはいかがでしたか?
(C) TOKIKO FURUTA
その数ヶ月後に『ラストパイ』のワークショップ公演をやり、またお茶の水女子大学で振付をさせてもらったりと、徐々に教育の現場にお邪魔することが増えてきた。今は“こういう風にやっていけるのでは……”というものが、何となく見えている感じです。
(C) TOKIKO FURUTA
ワークショップ発表というと、なんとなくフィルターをかけて見てしまうというか、“どうせワークショップの公演でしょ”と想像する域を打破できたと自負しています。あとは、本当に踊りたいと思ってる若いひとたちの人生に食い込めるワークショップをやった、考える材料になることができたのでは、という想いが強くありますね。
ワークショップの模様 (C) TOKIKO FURUTA
今回のワークショップに『SHOKU』を選んだのは何故でしょう?
黒田>本当は『あかりのともるかがみのくず』にしたかったんですが、稽古場にある程度のスペースを確保しなければいけないといった問題と、経済的にリスキーな部分があったので、比較的コンパクトな『SHOKU』に落ち着きました。ツアーにしてもそうなんですけど、先方から『花は流れて時は固まる』を持って来てくださいというオファーがあっても、結局経済的に折り合わなくて『SHOKU』になることが多い。なので『SHOKU』は大活躍で、BATIKのレパートリーの中では再演に恵まれた作品でもあります。
ワークショップの模様 (C) TOKIKO FURUTA