七里ヶ浜
~遠浅の岩盤で海藻観察、古戦場の歴史も
江ノ電七里ヶ浜駅で下車し、まっすぐ海に向かって歩いていきましょう。国道134号線の信号を渡ると、七里ヶ浜の駐車場に出ます。ここから階段を下りてみてください。岩盤に海藻が生える様子を観察できる
ここでは特に、海藻が岩盤から生えている様子をよく観察できます。茶色いワカメや、ところてんの材料となる赤いテングサ、スポンジのような手触りの緑のミルなど。
砂鉄で黒く見える稲村ヶ崎の砂浜
稲村ヶ崎は、鎌倉時代の武将・新田義貞の鎌倉攻めで知られる場所です。新田義貞が黄金の太刀を海中に投げ入れて祈ると、みるみる潮が引いて道ができたそう。新田軍はときの声を上げて海を渡り、鎌倉幕府を攻め滅ぼしたといわれています。新田義貞は、この干潮時に出現する磯などを利用したのかもしれないな……武士たちに思いを馳せ、歴史の情趣に浸りながらの海岸散歩もいいですね。
階段を上って、鎌倉海浜公園稲村ヶ崎地区へ。水道やトイレがあります。七里ヶ浜の海や江ノ島を見下ろす、のびやかな芝生広場でお弁当を食べるのもおすすめ。ただし、食べ物をトビに取られないよう注意してくださいね。
※かつては稲村ヶ崎海水浴場も開かれていましたが、海岸侵食などの影響もあり、現在、七里ヶ浜は遊泳禁止です。
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■七里ヶ浜の磯
アクセス:江ノ電七里ヶ浜駅より徒歩5分
■七里ヶ浜~稲村ヶ崎海岸地図
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