スキンケア/乾燥・かさつきケア

乾燥シーズン到来!秋冬の正しい朝洗顔とは?(2ページ目)

季節は秋、これからの乾燥シーズン、お肌も乾燥しがちです。毎日の洗顔は、春夏に比べてどのようなことに注意をしたら良いのでしょうか。

吉田 貴子

執筆者:吉田 貴子

スキンケアガイド


皮脂から考える「秋冬の朝洗顔」

朝洗顔

洗顔で汚れた皮脂を適切に落とす

ここまでで、皮脂の役割と、一年を通して変化なく皮脂は分泌されているということをご理解いただけたと思います。

一方、角質に対して大切な役割を持つ皮脂でも、肌にとってトラブルの原因となることも分かっています。それは皮脂の過剰分泌と経時的変化によってできる「変性皮脂」です。

以前にも「変性皮脂」に着目し、洗顔に関した記事を書きました。皮脂は分泌されると「変性皮脂」に変わり、ニキビや毛穴詰まり、キメの乱れなどの原因になります。そしてこの「変性皮脂」は、お水はもちろんお湯だけでも落とし切れないということが分かっています。

以上のことから、秋冬の朝洗顔を考えると、やはり洗顔料の使用をお薦めします。しかし、顔において、乾燥が気になる部分と皮脂が出る部分、ふたつの肌状態が混在している方がほとんどです。特に、目元、口元など皮脂分泌の無い、または少ない部分では、乾燥が気になることもしばしばです。その様な理由からも、洗顔料を厳選する必要があります。

洗顔料は、肌バリアを壊さないものを!

洗顔

肌のうるおいを保ちながら洗顔を

洗顔する際に大切なことは、肌の表面の機能を損なわないようにすることです。つまりは、バリア機能を壊さないようにする必要があります。

具体的には、まず洗顔料選び。皮脂汚れはしっかり落とせるものが必要です。しかし、肌に負担がかかったり、過剰に落とし過ぎるものではいけません。肌表面の環境を守るために、肌の弱酸性を壊さないものをお薦めします。

また、洗うときはこんもりとしたたくさんの泡でやさしく汚れを落とします。手の平を顔の肌から少し浮かせて洗ってください。そして、洗顔の際の水温は、寒いからといって高温のお湯で洗うと、皮脂が過剰に落ち過ぎてしまうため要注意。ぬるま湯で肌のうるおいを損なわない洗顔を心がけましょう。

「秋冬の朝洗顔」のポイント、お分かりいただけましたでしょうか。肌本来が持つ機能をキープしつつ、季節にあったスキンケアを行って、これからの乾燥シーズンも乗り切っていただければと思います。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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