Kinectの無いXbox Oneが発売
全てのハードにKinectを搭載するというのは、Xbox Oneの大きな特徴でした
Xbox OneはKinectを全てのハードに同梱するというのが1つの目玉であり、他ハードとの差別化ポイントでもありました。それが、Kinectを同梱しないバージョンを発売するということになると、戦略的な部分で大きな路線変更をするということになります。
この路線変更の大きな理由は、PlayStation4(以下PS4)にあります。簡単に言ってしまえば、ライバルであるPS4があまりに売れていて、このままではマズイので路線変更せざるを得ない、という状況です。そもそもKinectというものがどういうものなのかというところからおさらいしつつ、Xbox OneやPS4を取り巻く海外のゲーム市場について、少しお話したいと思います。
Xbox OneにとってのKinect
ダンスゲームはKinectで格段の進化を遂げました
Xbox OneではそのKinectをさらに進化させ、しかもすべてのXbox Oneに標準装備しました。これは、KinectをWiiにおけるWiiリモコンのようなポジションにすえて扱い、Kinectによって他のゲームハードと大きく差別化するという施策でした。
しかし、その戦略は発売から1年もたず、もろくも崩れさった恰好となります。