骨も肌と同じく老化する
肌の老化はみなさんご存じのように、シミやくすみ、たるみなどイメージがすぐにつくと思います。肌は毎日鏡で見ることができるので、老化チェックも簡単ですよね。では骨はどうでしょうか? 骨ももちろん、肌と同様に加齢に伴って老化していきます。しかし、骨は見えないためその老化の進行に気付かないことも多いのです。骨密度は30歳の頃にはピークに達し、それ以降は少しずつ量が減り続けます。そのためご高齢の方は、骨密度が低下することで起こる「骨粗しょう症」という病気になってしまうことが多いのです。残念なことに加齢による骨密度の減少は程度の違いはあっても、避けられません。今現在の骨密度をいかにキープするか、それが骨のアンチエイジングにつながると言えるでしょう。
若い女性でも「骨粗しょう症」になる危険性がある
女性ホルモンには、骨代謝に関わり骨の新陳代謝をアップしてくれる大切な役割があります。本来MICO世代のような若い女性は女性ホルモンの分泌が活発なので、骨粗しょう症になる可能性は低いと言えるでしょう。しかし、過度なダイエットや偏食、不規則な生活やストレスなどでホルモンバランスが崩れてしまうと、女性ホルモンが低下します。その結果骨粗しょう症になってしまう若い女性が増えているのです。ダイエットは必要な栄養素をしっかり取りながら運動を加え、バランス良く行うようにしましょう。
骨の老化を防ぐ食事や生活習慣
骨密度を高めるためには、カルシウムとビタミンDが必要です。カルシウムは小魚、乳製品、豆腐などに多く含まれています。牛乳をコップ1杯(200mlでカルシウム200ミリグラム)毎日飲んでいるから大丈夫は間違い。推奨されるカルシウムの摂取量は600ミリグラム前後です。いろいろな食品を組み合わせて、しっかり摂りましょう。ビタミンDは、サバや秋刀魚、鮭などの青魚に含まれています。牛乳コップ1杯では1日の摂取量に足りない!
また、適度な運動も不可欠です。運動することで骨に負荷をかけると、骨にカルシウムを定着させ、骨密度を増やしてくれます。ウォーキングやジョギング、スクワットなどの筋力トレーニングがお勧めです。